ITADAKI ATLAS

麺

そば

45種

そばには二つの型がある。ひとつは出雲そばの挽きぐるみ、戸隠そばのぼっち盛りのように、産地と結びついた「地域の型」。もうひとつは、そば粉と小麦粉の配合(十割・二八)、挽き方(更科・田舎)、江戸の藪・砂場・更科という店の系統、もり・ざる・かけといった食べ方の違いという、土地を問わない「打ち方と食べ方の型」である。同じ十割でも産地によって呼び名も盛り付けも変わり、同じ二八でも系統によって粉の挽き方や香りの出し方が違うというように、二つの型は互いに重なり合っている。ここでは後者の、粉の配合・挽き方・系統・食べ方という構造を辿る。

土地ごとの料理25

発祥の土地を特定しないもの20

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食べに行く前に

チェーンの味の元になった料理

全国チェーンの味は、特定の土地の料理がもとになっているとされます。チェーン名から元の料理を見られます。

  • 名代 富士そば

    富士そばの濃口のつゆと立ち食いの業態は、江戸から続く、かえしを効かせた関東のそば文化を、駅前や繁華街で手早く食べられる形にして広めたものとされる。

  • ゆで太郎

    ゆで太郎の「挽きたて・打ちたて・茂でたて」を掛げる自家製麦は、江戸から続く二八そばの製法を、駅前の立ち食い業態でも守ろうとしたものとされる。

  • 小諸そば

    小諸そばの店名は長野県小諸市に由来するが、店自体は東京で生まれた立ち食いそばであり、更科そばに代表される江戸のそば文化と、信州の産地名を結びつけて広めたものとされる。

  • 箱根そば

    箱根そばの名は観光地・箱根に由来するが、店自体は新宿駅の駅そばとして生まれたもので、江戸から続く関東の立ち食いそば文化を沿線の駅で広めたものとされる。

  • いろり庵きらく

    いろり庵きらくの生莓麦とかき揚げは、江戸から続く関東の駅そば文化を、JR東日本の駅構内で自社製麦により今に伝えるものとされる。

  • 信州そば処 そじ坤

    そじ坤の自家製麦は、信州で製粉されたそば粉を使う点で、戸隠をはじめとする信州そばの系統を、庄屋風の店構えとともに全国の商業施設へ広めたものとされる。

  • 家族中

    家族中のそばは、江戸で発達したそば文化を、昆布と薄口醒油を効かせた関西のだし文化に合わせて提供してきたものとされる。

  • 吉そば東京都の地域限定

    吉そばの濃口のつゆは、江戸から続く関東のそば文化を、駅前の立ち食い業態で今に伝えるものとされる。

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