ITADAKI ATLAS

麺 ── そば

茶そば

Cha Soba

そば粉の生地に抹茶や粉末の緑茶を練り込んだ変わりそば。うっすらとした緑色と茶葉の香りが加わる。文化文政期(1804〜30年)に柚子切りなどと並んで考案された、遊び心のあるそばの一つとされる。

系譜

何でできているか

そば粉の生地に抹茶や粉茶を練り込んだそばで、色はうっすらとした緑、香りは茶葉のものがそばの香りに重なるとされる。白い更科粉を下地にすると茶の緑がとくに映えるといわれ、見た目の涼しさも好まれる理由の一つとされる。夏場に冷たいもりで出す店が多いのも、この涼しげな色合いによるところが大きいといい、見た目の印象がそのまま季節感につながっているとされる。

どう作るのか

そば粉の生地を作る段階で、抹茶や粉末の緑茶を水や粉と一緒に練り込む。色ムラが出やすいため、均一に色が入るよう粉と茶をよく混ぜ合わせる加減が求められるとされる。白い更科粉の生地を使う店が多いのも、発色のよさを狙ってのことだという。茶の量を誤ると苦みが強く出すぎるため、風味とのバランスも打ち手の判断に委ねられる。

なぜこの形になったのか

茶そばは、江戸の料理文化が爛熟した文化文政期に、柚子切りやよもぎ切りと並んで考案された変わりそばの一つとされる。彩りが鮮やかな「色物」として、遊び心のあるそばの代表格に数えられてきたといい、実用よりも目と鼻で楽しむ側面が強かったと語られる。緑茶という身近な材料を使う手軽さも、広まった理由の一つと考えられる。

食べに行く前に

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