茶・飲料 ── 日本茶
宇治茶
Uji-cha
鎌倉時代に茶が伝わって以来の歴史を持つとされる京都の茶産地。16世紀末に覆下栽培という独自の被覆技法が生まれ、玉露や抹茶の原料となる碾茶を育てる産地として知られてきたという。
- 発祥: 京都府宇治市
- 産地
- 東京から西へ約370km
京都府宇治市
系譜
何でできているか
鎌倉時代初期に中国から茶が伝わり、宇治を中心にその製法が磨かれてきたと伝わる。16世紀末、茶畑をよしずや藁で覆う覆下栽培という技法が生まれ、これが宇治だけに許された特別な栽培法として広まったという。覆下栽培は旨み成分を増やす効果があるとされ、玉露や抹茶の原料である碾茶を育てるのに向いた技法とされる。碾茶や玉露は淡く澄んだ緑の水色に濃厚な旨みを持ち、渋みの少なさが被覆栽培という土地の技術をそのまま映すとされる。
どう作るのか
覆下栽培により育てた新芽から、揉まずに乾かす碾茶、そこから挽く抹茶、煎茶と同じ工程で仕上げる玉露と、複数の高級茶が作られてきたとされる。江戸時代末には玉露の製法が確立したと伝わり、覆下栽培という一つの技法から複数の茶の種類が枝分かれしてきた産地といえるという。宇治川沿いの丘陵地には平等院に代表される寺社が点在し、茶の湯を通じて茶づくりの需要を支えてきたと伝わる。
なぜこの形になったのか
京都という都に近く、寺社との結びつきの中で茶の湯の文化が育ったことが、手間のかかる高級茶づくりを支えたと伝わる。覆いをかけるという手間を惜しまない栽培法が許され、磨かれ続けたことで、「宇治茶」の名は玉露・抹茶・煎茶いずれの産地としても知られるようになったという。山に囲まれた盆地状の地形は朝霧が立ちやすく、この湿った空気と覆いの技術が重なって、旨みの濃い茶を育ててきたとされる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
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