甘味
納豆餅
Natto Mochi
納豆を餅につき込むか、餅で包んできなこをまぶして食べる京北地区の正月料理。常照皇寺で献上された煮豆が糸を引いたのが始まりと伝わり、戊辰戦争を戦った山国隊の携行食にもなったという。
- 発祥: 京都府
- 東京から西へ約380km
系譜
何でできているか
つきたての餅に納豆を練り込むか包み込んだ、京北地域伝統の正月料理とされる。ねばりのある納豆と餅がひとつになり、こんがり焼くと香ばしさが加わるとされる。京北地域では正月になると、この餅と味噌汁を食べる風習がいまも残っているという。かたくなった餅を焼いて香ばしくのばして食べることも好まれ、関西では珍しく納豆が暮らしに根づいている地域とされる。
どう作るのか
納豆と餅をともについて生地に練り込み、こんがり焼いて食べる方法と、餅で納豆を包みきなこなどをまぶして食べる方法の二通りがあるとされる。かつては顔と同じくらいの大きさの餅を、正月三が日かけて少しずつ食べたと伝わる。京北地域以外にも南丹市日吉町や美山町で納豆餅をつくる風習があり、地域ごとに形やつくり方が異なるという。
なぜこの形になったのか
京北地区の常照皇寺で修行していた光厳法皇が、村人から献上された藁苞に包まれた煮豆を食べていたところ日を経て糸を引くようになり、それが美味であったことから納豆が生まれたという言い伝えがある。戊辰戦争を戦った農兵が出兵の際に持参したとも伝わり、貴重なたんぱく源を腹持ちのよい餅で包む形が、正月の行事食として根づいていったと考えられ、やがて京都御所に納められる珍味になったとも伝わっている。
食べに行く前に
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兄弟
同じ京都府
- ちりめん山椒ちりめんじゃこと実山椒を酒・醤油・みりんで甘辛く煮た京都の惣菜で、昭和半ばに宮川町の料理人が手土産として作り始めたと伝わる。山椒のぴりっとした香りが余韻に残る。
- えびいもと棒だらの炊いたんエビのような縞模様が特徴の京野菜「えびいも」と、北海道産のマダラを干した「棒だら」を炊き合わせる。棒だらのゼラチン質がえびいもの煮崩れを防ぎ、えびいものアクが棒だらを柔らかくする「であいもん」。
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