麺 ── ラーメン
おやべホワイトラーメン
Oyabe White Ramen
じっくり炊いて白く濁らせた豚骨スープに、甘辛い肉みそを盛った一杯。2012年に小矢部市商工会青年部がご当地グルメ研究事業として考案し、市内30店舗以上に広がったと伝わる。
- 発祥: 富山県小矢部市
- 豚骨
- 東京から北西へ約280km
富山県小矢部市
系譜
おやべホワイトラーメン高岡グリーンラーメン
何でできているか
白く濁った豚骨スープは見た目の割りに角が少なく、じっくり炊いた豚骨のまろやかな甘みが広がる。上には甘辛い肉みそがこんもりと盛られ、崩しながら食べるとスープの白さに味の濃淡が加わる。店ごとに小矢部産の食材を使ったトッピングが工夫されているといい、ネギや刻み野菜で彩りを添える店も多い。麺は白いスープに映える細麺が選ばれることが多いという。
どう作るのか
白く濁るまでじっくり炊いた豚骨スープを土台に、肉みそのトッピングと小矢部産食材を最低ひとつ使うことが条件という。白さを保つため、醤油だれを控えめにしたり別添えにしたりと、店ごとに白濁を保つ工夫を凝らしているらしい。骨から炊く時間や火加減の違いが、店ごとの白さと甘みの差になって表れるという。強火で長時間炊き続けることが白濁の決め手とも言われる。
なぜこの形になったのか
2012年、小矢部市商工会青年部がご当地グルメ研究事業として考案したと伝わる。入善のブラウンラーメンに触発され、富山県内で色を冠したラーメンを競うように広げていく流れの中で、小矢部は「白」を選んだという。市内30店舗以上に広がり、スーパーでも売られるまでになったと伝わり、町ぐるみで育ててきた名物であることがうかがえる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ富山県
- ばいの煮もの富山湾の深海にすむ巻貝バイを、殻ごと出汁で煮る。「めでたいことが倍になる」という語呂から祝いの席に登場するとされ、小ぶりなツバイは煮物、大ぶりなものは刺身で食べ分けられる。
- べっこう煮溶かした寒天に醤油とみりんで味をつけ、卵を糸を引くように流し込んで固める。あめ色に卵がむら雲のように散る見た目が鼈甲のかんざしに似ることが名の由来とされ、県西部では「ゆべし」とも呼ぶ。
- ぶりしゃぶ薄くそぎ切りにしたブリを昆布だしにさっとくぐらせて食べる。表面だけ火が入り中はレアな状態になるとされ、氷見漁港で揚がる「ひみ寒ぶり」を使ったものは特に贅沢な冬のご馳走とされる。
- げんげの味噌汁ゼラチン質に覆われた深海魚ゲンゲを、ぶつ切りにして味噌汁にする。甘エビ漁に混じって揚がる厄介者として扱われてきたが、身の美味しさが見直され漁村の外にも広まってきたとされる。
- 氷見うどん富山県氷見市で江戸時代中期、輪島の素麺の技法を取り入れて作られ始めた手延べうどん。加賀藩への献上品でもあった。
- 報恩講料理親鸞聖人の命日に営む報恩講の膳に並ぶ料理の総称で、その年よく出来た野菜や山菜を普段用とは別にとっておく習わしがあるとされる。信仰の篤い南砺市の五箇山地区では、干し山菜や五箇山豆腐などで具だくさんの煮物が作られる。