麺 ── ラーメン
三陸磯ラーメン
Sanriku Iso Ramen
岩手県大槌町のドライブインで生まれた磯ラーメン。和風だしにほんのり醤油を効かせたあっさりスープに、ワカメやマツモなどの海藻とホタテ・エビ・イカなどの魚介をたっぷりのせる。
- 発祥: 岩手県大槌町
- 醤油
- 東京から北東へ約450km
岩手県大槌町
系譜
三陸磯ラーメン大船渡さんまらーめん
何でできているか
数種の海藻と鰹節からとった和風だしに、ほんのりと醤油を効かせたあっさりスープが土台。そこにワカメやフノリ、マツモといった三陸の海藻と、ホタテ・エビ・イカ・カニなど海の幸をたっぷり盛る。さっぱりとしていながらコクがあり、具だくさんで食べごたえのある一杯に仕上がっていて、老若男女に受け入れられやすい味という。
どう作るのか
鰹節と数種の海藻で和風のだしをとり、醤油をほんのりと効かせてあっさりめのスープに仕立てる。ワカメ・フノリ・マツモなど三陸で採れる海藻と、ホタテやエビ、イカ、カニといった魚介をたっぷりのせて、麺は昔ながらのやわらかめのものを合わせる。具の多さがそのままこの一杯の顔になっており、盛りつけからして三陸の海を思わせる。
なぜこの形になったのか
大槌町は三陸海岸に面した漁師町で、昭和44年ごろ、国道沿いのドライブイン「吉里吉里ドライブイン」が地元でとれる海藻と魚介を活かしたラーメンとして考案したのが始まりとされる。海の恵みがすぐそばにある土地だからこそ、具材をそのまま盛り込む発想がラーメンという型に落とし込まれ、今では三陸沿岸一帯で食べられる料理に育った。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ岩手県
- 小豆ばっとう小麦粉を寝かせて幅広のうどん状に切り、ざらめで甘く煮た小豆汁に合わせる。建前や庭じまいの祝いに三陸沿岸地域で作られ、お盆の七日目に7回食べると無病息災とする風習も残る。
- へっちょこだんごたかきび粉やもちあわ粉など雑穀の団子の中央をへこませ、甘い小豆汁で煮る。「うきうきだんご」とも呼ばれ、収穫後の労をねぎらう「庭じまい」の行事食として、米が育ちにくい県北で作られてきた。
- ひなまんじゅう米粉の生地に食紅で色をつけ小豆あんを包み、木型や竹串で花や桃、うさぎなど30種以上の形に整える。花巻市大迫町のひな人形めぐりの風習とともに伝わり、桃の節句に「きりせんしょ」と共に供えられる。
- 氷頭なます鮭の頭の軟骨部分「氷頭」を薄くスライスし、塩をして酢でしめてから大根とにんじんのなますと和える。一尾からわずかしか取れない珍味とされ、宮古湾に鮭が遡上する三陸沿岸で正月料理として伝わる。
- 伝統餅料理あんこやずんだ、くるみ、納豆、雑煮など約300通りの食べ方がある餅料理の総称。仙台藩の命で月2回餅を搗いた風習が根付き、一関では年60回以上餅を食べる「餅暦」と、儀礼作法に則る「餅本膳」が今も残る。
- いもの子汁秋に旬を迎えるさといもを鶏肉や豆腐、大根、にんじんとともに醤油味で煮込む。さといも栽培に適した北上川流域の秋の味覚で、川岸に集まって鍋を囲む「芋煮会」が今も北上市二子地区で受け継がれている。