甘味
ひなまんじゅう
Hina Manju
米粉の生地に食紅で色をつけ小豆あんを包み、木型や竹串で花や桃、うさぎなど30種以上の形に整える。花巻市大迫町のひな人形めぐりの風習とともに伝わり、桃の節句に「きりせんしょ」と共に供えられる。
- 発祥: 岩手県花巻市
- 東京から北へ約430km
岩手県花巻市
系譜
ひなまんじゅうきりせんしょ
何でできているか
うるち粉ともち粉でこねた生地に小豆あんを入れ、花や桃、木の葉、うさぎなど30種類以上の形にととのえた、県央地域の菓子とされる。3月3日の桃の節句に「きりせんしょ」とともに供えられるとされ、木型や竹串、はし、はさみを使って仕立てる、色とりどりで見た目にも華やかな祝い菓子という。「はなまんじゅう」の別名でも呼ばれるとされる。
どう作るのか
うるち粉ともち粉で生地をつくり、食紅などで色をつけ、中に小豆あんを入れる。木型や竹串、はし、はさみを使って花や柿、桃、うさぎなどの形にととのえる。現在は昔に比べて大きさが小ぶりになっているとされ、できたてより少し時間をおくと生地が落ち着き、味がなじむといい、今も専用の木型が販売されており、体験教室が企画されることもあるという。
なぜこの形になったのか
県央地域は米、小麦、大麦、そばなどの栽培が盛んで、それらの粉を使う多様な料理が発達したと伝わる。花巻市大迫町はかつて三陸と盛岡を結ぶ街道の宿場町として栄え、代々受け継がれたひな人形が数多く残る土地とされ、桃の節句に子どもたちが家々を巡ってこの菓子をもらう風習が根づいてきたと考えられ、地域のひな祭りの行事でも供されるという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ岩手県
- 小豆ばっとう小麦粉を寝かせて幅広のうどん状に切り、ざらめで甘く煮た小豆汁に合わせる。建前や庭じまいの祝いに三陸沿岸地域で作られ、お盆の七日目に7回食べると無病息災とする風習も残る。
- へっちょこだんごたかきび粉やもちあわ粉など雑穀の団子の中央をへこませ、甘い小豆汁で煮る。「うきうきだんご」とも呼ばれ、収穫後の労をねぎらう「庭じまい」の行事食として、米が育ちにくい県北で作られてきた。
- 氷頭なます鮭の頭の軟骨部分「氷頭」を薄くスライスし、塩をして酢でしめてから大根とにんじんのなますと和える。一尾からわずかしか取れない珍味とされ、宮古湾に鮭が遡上する三陸沿岸で正月料理として伝わる。
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- いもの子汁秋に旬を迎えるさといもを鶏肉や豆腐、大根、にんじんとともに醤油味で煮込む。さといも栽培に適した北上川流域の秋の味覚で、川岸に集まって鍋を囲む「芋煮会」が今も北上市二子地区で受け継がれている。
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