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甘味

伝統餅料理

Dento Mochi Ryori

あんこやずんだ、くるみ、納豆、雑煮など約300通りの食べ方がある餅料理の総称。仙台藩の命で月2回餅を搗いた風習が根付き、一関では年60回以上餅を食べる「餅暦」と、儀礼作法に則る「餅本膳」が今も残る。

  • 発祥: 岩手県一関市
  • 東京から北へ約380km
岩手県一関市

何でできているか

一関市を中心とした県南地域で、正月や節句、彼岸、盆などの節目に食べる餅料理の総称とされる。納豆、ごま、くるみ、山菜、枝豆、ドジョウ、ホヤ、イカなどさまざまな食材を汁に入れたり餅に絡めたりする多彩な食べ方があり、約300通りの食べ方があるとされる。近年はチーズやカレーなど洋風の食材も使われるといい、武家では儀礼食としても食されてきたという。

どう作るのか

餅本膳の席では「おとり餅役」と呼ばれる仕切り役が口上を述べながら進行し、雑煮のほか「ずんだ」「じゅうね」などの食材を絡めた料理が順に供されるとされる。汁に入れるもの、絡めるものなどさまざまな食べ方があり、家庭や店によって用いる食材や組み合わせが大きく異なるという。作法は礼儀作法や料理の流派の流れをくむとも伝わる。

なぜこの形になったのか

県南地域は比較的温暖で古くから米の生産が中心だったと伝わる。江戸時代、この地を治めていた仙台藩の命により毎月1日と15日に餅をついて神仏に供え、平安息災を祈る習慣が根づいたとされ、「餅暦」によって季節の節目ごとに年間60回以上も餅を食べる、一関地方ならではの風習に発展したと考えられる。祝儀にも不祝儀にも餅本膳を供する伝統は珍しいとされる。

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