発酵・保存
ゆず巻き
Yuzu Maki
宇都宮市北部でとれる香り高い寒冷ゆずの皮を大根で巻き、2〜3日甘酢に漬け込む正月料理。半日ほど大根を干すと歯ごたえと保存性が増すといい、秋祭りにも欠かせない一品とされる。
- 発祥: 栃木県宇都宮市
- 東京から北へ約100km
栃木県宇都宮市
何でできているか
薄切りにしただいこんで柚子の千切りを巻き、甘酢に2〜3日漬け込んだ、正月や秋祭りに欠かせない一品とされる。地元で育つ肉厚な柚子の強い香りとだいこんのしゃきっとした歯ごたえが甘酢の酸味と響き合い、雑煮のあとに口の中をさっぱりとさせる箸休めとして、この地域で長く親しまれてきた料理として知られる。手間はかかるが、家庭の味として今も大切に守られている。
どう作るのか
薄い輪切りにしただいこんに塩を振ってしんなりさせ、皮をむいて太めの千切りにした柚子を巻いて楊枝で刺す。酢と砂糖、輪切りの唐辛子を合わせた甘酢をかけ、2〜3日置いて味をなじませる。だいこんを半日から1日ほど干してから巻くと、歯ごたえと保存性がより高まるといわれ、菊花かぶを添えることもある。派手さはないが、体に染みる滋味深い一皿として好まれている。
なぜこの形になったのか
宇都宮市北部で育つ寒冷ゆずは、暖かい地方のものより香りが強く肉厚で、食材として使いやすいことから、この地域ならではの正月料理としてゆず巻きが根づいたとされる。だいこんも冬野菜の代表として豊富にとれることから、二つの地元食材を組み合わせた一品として、この地域に長く定着してきたと考えられている。素朴でありながら、季節を映す味わいとして重んじられてきた。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ栃木県
- 揚げまき湯波の煮物生ゆばを重ねて棒状に巻き、輪切りにして油で揚げた「揚げまき湯波」を、薄味でじっくり煮た日光の郷土料理。表面が波打つ日光ゆばの技法を生かし、正月や祝いの席にも欠かせない。
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