発酵・保存
あちゃら漬け
Achara Zuke
白瓜やなす、れんこんなど夏野菜を赤唐辛子入りの甘酢に漬ける。博多湾の南蛮貿易で伝わったポルトガル語「アチャール」が語源とされ、お盆に客をもてなす縁起物の奇数野菜を使うという。
- 発祥: 福岡県
- 東京から西へ約890km
何でできているか
白瓜やなす、れんこん、きくらげ、ごぼう、早煮昆布、人参など季節の野菜を刻み、赤唐辛子を効かせた甘酢に漬け込む。爽やかな甘みと酸味に、唐辛子の辛味がアクセントになるという。歯ごたえのある夏野菜を奇数用いるのが縁起がよいとされ、現在は常備菜として食卓にのぼることも多いという。彩り豊かな夏の一皿として親しまれているそうだ。
どう作るのか
白瓜やなすは薄切りにして塩もみし、他の具材は薄切りにしてから下ゆでしておく。調味料と赤唐辛子を合わせた甘酢を全体にかぶる程度にかけ、しばらくおいて味を馴染ませてから盛り付ける。使う食材は家庭によって少しずつ異なることもあるという。漬け込む時間を長めにとると味がよくなじむとされる。奇数の食材をそろえることも意識されているという。
なぜこの形になったのか
冷蔵庫のなかった時代から、夏場に日持ちする料理として重宝されてきたと伝わる。名は外国由来の漬物を指す言葉が語源ともいわれ、貿易で栄えた博多湾を通じて、赤唐辛子とともに南蛮貿易の時代に伝わったとの説も残っているという。お盆にお供えや来客をもてなすためにもつくられてきたそうだ。今も家庭の常備菜として受け継がれているとされる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ福岡県
- あぶってかもスズメダイに塩をまぶして一晩おき、鱗も内臓も除かずに炙る。小骨が多く敬遠されがちな魚だが、明治期の博多湾で大量に獲れた際に塩をふって焼いてみたのが始まりと伝わる。
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- べたもち小麦粉の生地を平たい形にのばして蒸し、きな粉や小豆の粒あんをかけて食べる。豊前海でとれる舌平目「ベタ」の扁平な姿に見立てて名付けられたとされ、田植え後の祝いに欠かせないという。
- かぼちゃのだんご汁豊前市三毛門産の大玉かぼちゃをとろとろに煮て、練った小麦粉をちぎり入れる汁物。約450年前にポルトガル伝来という三毛門かぼちゃは、食べ物が乏しかった時代の命をつなぐ味だったという。
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