肉 ── 銘柄豚
ローズポーク
Rose Pork
茨城県が独自に育成し1979年に日本初の系統豚として認定した「ローズ」を交配に使う三元豚。大麦を多く含む飼料で育てられ、生産者団体の品質基準を満たしたものだけが名乗れる。
- 発祥: 茨城県
- 東京から北東へ約100km
系譜
ローズポークフジキンカ
何でできているか
茨城県が育成した系統豚「ローズ」を交配に使う三元豚で、大麦を多く含む飼料により脂に軽い香ばしさがあるとされる。品質基準を満たしたものだけが名乗れるため、肉質が安定していると語られる。赤身の色合いも均一に仕上がるという。見た目の色合いも安定し、部位による差が出にくいと語られる。赤身にも適度なきめ細かさがあるとされる。脂の甘みも控えめで、日常の料理に合わせやすいという。
どう作るのか
茨城県が独自に育成し1979年に日本初の系統豚として認定した「ローズ」を交配に使う三元豚とされる。大麦を多く含む飼料で育てられ、生産者団体が定めた品質基準を満たしたものだけが名乗れるという。系統豚という土台があることで品質の再現性が高いとされる。「ローズ」という系統名は、茨城県の育種の歴史を象徴する呼び名として今も使われているという。
なぜこの形になったのか
「日本初の系統豚」という肩書きが示すとおり、この豚の個性は特定の気候や飼料よりも、茨城県が公的に取り組んだ育種の歴史そのものにあるとされる。行政が種豚づくりから関わってきたことが、後続の三元豚づくりの土台になったと読める。公的機関が種豚づくりから関わる姿勢は、後の全国各地の系統豚づくりにも影響を与えたと語られる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ茨城県
- 赤餅赤みを帯びたもろこし粉を湯で練り、だんご状にゆでてあんこやきなこをまぶす餅。稲や小麦が育ちにくい水害の多い地域で、もろこしだけが被害を免れたことから主食代わりに食べられてきた。
- あんこう鍋あんこうの身や皮、肝、胃袋などを野菜と煮る、茨城県北の冬の鍋。漁師が船上で食べたどぶ汁を、食べやすく仕上げたものとされる。味噌仕立てと醤油仕立てがある。旬は11月から3月ごろにあたる。
- あんこうの共酢ゆでたアンコウの身やヒレ、肝など複数の部位を、肝を練り込んだ酢味噌につけて食べる北部地域の冬の料理。西のフグ東のアンコウと並び称される茨城の冬の味覚として親しまれる。
- がりがりなます大根を「鬼おろし」という竹製のおろし器で粗くガリガリとすりおろし、酢漬けの魚と和えるなます。粗い食感が身上で、正月など人が集まる席でよく振る舞われてきた。ボラやコイが使われることもある。
- 五目いなりずし油揚げに、人参やごぼう、しいたけを混ぜ込んだ酢飯を詰めたいなりずし。笠間稲荷神社の門前町・笠間市では、そばやくるみも加えた華やかな具で古くから参詣客をもてなしてきたと伝わる。
- ごさい漬け塩漬けにして発酵させたイワシと大根を、柚子と唐辛子とともに漬け込む鹿行地域の冬の保存食。近年はイワシの水揚げが減り、代わりにサンマでつくられることが多くなっている。