食物アレルギーや食の制限がある場合、知っておくと役立つ仕組みや慣習がいくつかあります。ここでは医療的な判断ではなく、店とのやり取りに役立つ情報をまとめました。不安がある場合は、必ず店に確認したうえでご自身の判断で選んでください。
アレルギー表示の仕組み
日本では、容器包装された加工食品について、特定の原材料を含む場合の表示が法律で義務づけられています。対象品目はえび・かに・小麦・そば・卵・乳・落花生・くるみなどで、消費者庁によると品目は今後も見直されることがあるとされています。ただしこの表示義務は主にスーパーなどで売られる加工食品が対象で、レストランでの提供(外食)には同じ表示義務がないことが多いとされています。外食店でのアレルギー情報の提供は、事業者による自主的な取り組みとして進められている段階です。
だし(出汁)
和食のだしは、鰹節・煮干し・昆布など魚介からとられることが多いです。精進料理の店以外では、野菜だけのだしを使っている店は限られているとされています。
豚由来のもの
ラーメンの豚骨スープや、揚げ物に使われるラードは豚由来です。ゼラチンにも豚由来のものがあります。
みりんと酒精
みりんには、酒税法上のお酒にあたる「本みりん」と、アルコール分を含まない「みりん風調味料」があります。料理酒も含め、加熱してもアルコールがわずかに残ることがあるとされています。
ベジタリアン向けの言葉
精進 は肉・魚を使わない仏教由来の料理を指す言葉です。野菜 だけを使った料理という意味で使われることもありますが、だしに魚介が使われている場合もあるため、精進料理を専門にしない店では確認が必要です。
店に確認する言い方
不安な材料がある場合は、次のように伝えると伝わりやすいとされています。
- 「〇〇アレルギーがあります」
- 「〇〇は食べられません」
- 「この料理に〇〇は入っていますか」
関係する食べもの
醤油や味噌など発酵調味料が気になる方は「発酵調味料」ジャンル、お酒については「焼酎・泡盛」ジャンルもあわせてご覧ください。