肉 ── 銘柄豚
阿波美豚
Awa Biton
標高400メートルの徳島県阿波市の山中で、米を中心とした飼料を与えて育てる豚。飼育担当者が日々飼料の配合を調整し、ストレスの少ない環境と遺伝子組み換え作物を避ける飼育を心がけているとされる。
- 発祥: 徳島県阿波市
- 東京から西へ約520km
徳島県阿波市
何でできているか
米を中心とした飼料で育つ豚で、脂にくどさがなく上品な甘みがあるとされる。臭みが少なく、豚肉が苦手な人でも食べやすいと語られることが多い。赤身の色も明るく、見た目にもすっきりした印象という。脂の色も白く、見た目にも軽やかな印象を与えるとされ、米の甘みが脂にほのかに移るという声もある。赤身もやわらかく、噛み切りやすいと語られる。
どう作るのか
標高400メートルの徳島県阿波市の山中で、米を中心とした飼料を与えて育てる豚とされる。飼育担当者が日々飼料の配合を調整し、遺伝子組み換え作物を避けながらストレスの少ない環境を心がけているという。少数の農場できめ細かく管理されている点も特徴とされる。山中という立地のため出荷や流通には手間がかかるが、それが少量生産のこだわりにもつながっているという。
なぜこの形になったのか
阿波市は稲作が盛んな土地で、米を飼料に使う発想はその土地の主産物をそのまま活かしたものと読める。標高400メートルの山中という涼しい環境を選んだことも、豚にとってストレスの少ない飼育を目指す姿勢の表れとされる。認証制度に登録することで、生産者ごとの品質のばらつきを抑える狙いもあるとされる。地域全体で品質を守ろうとする姿勢が表れているという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ徳島県
- あめごのひらら焼き平たい石をかまどで数時間熱し、味噌で土手をつくってあめごや岩豆腐、こんにゃくを焼く祖谷地方の野外料理。平石を「ひらら」と呼ぶことが名の由来とされ、来客をもてなす料理として親しまれてきたという。
- 阿波晩茶徳島県那賀町・上勝町に伝わる、乳酸菌で発酵させる後発酵茶。夏以降に摘んだ硬めの葉を茹でて木桶に漬け込み、10日から2週間ほど乳酸発酵させたあと天日で干して作られ、爽やかな酸味を持つとされる。
- 阿波牛徳島県内で肥育される血統明確な黒毛和種。昭和37年の東京食肉市場での共励会出品を機に評価を高めたとされ、しっとりときめ細かな肉質と適度な脂が特徴という。格付けはA5・A4・B5・B4規格に限られるとされる。
- 阿波のいとこ煮一度ゆでてから干した「ゆで干し」のさつまいもを水で戻し、小豆と弱火で2時間ほど炊き合わせる。冬に乾物づくりが盛んな徳島らしく、うま味が凝縮した干し芋を使う体の温まる副菜とされる。
- 阿波ういろあんに上新粉や阿波和三盆などを加えて型に流し、蒸し上げるもちもちとした菓子。江戸期に阿波和三盆が完成した祝いにつくられ始めたとされ、名古屋や山口にも同系統のういろうがあるという。
- 阿波尾鶏徳島に古くからいた赤笹系の軍鶏を改良・固定し、白色プリマスロックと交雑して作られたとされる。JAS規格の基準どおり75日以上かけて育てられ、出荷羽数は全国有数という。