肉 ── 銘柄豚
岩中豚
Iwachu Buta
東京食肉市場銘柄豚協会が銘柄豚の指定第一号として認定した豚肉。岩手県の牧場でSPF基準の衛生管理のもと飼育され、市場では長く高値で取引されてきたとされる約40年続く銘柄。
- 発祥: 岩手県
- 東京から北へ約460km
何でできているか
締まった赤身と適度な脂を持つ、いわゆる標準的な豚肉の完成形として長く評価されてきたとされる。特別な飼料設計を前面に出す銘柄が多いなかで、飼育管理の丁寧さそのものが持ち味とされ、市場では長く高値で取引されてきたと語られる。派手さより安定感で選ばれてきた豚という位置づけという。見た目の色合いも安定しており、部位ごとの差が出にくいとも語られる。
どう作るのか
東京食肉市場銘柄豚協会が銘柄豚の指定第一号として認定した豚肉で、岩手県の牧場でSPF基準の衛生管理のもと飼育されるとされる。特定の交配や特殊な飼料よりも、衛生管理と飼育記録の徹底によって品質を保つ考え方に立っているという。この管理体制が約40年続く評価の土台になっているとされる。衛生管理の記録は出荷ごとに残され、追跡できる体制が整っているという。
なぜこの形になったのか
「銘柄豚」という制度そのものがまだ珍しかった時代に第一号として認定を受けたことが、この豚の位置づけを決めているとされる。約40年にわたり市場で評価され続けてきた実績が、味の設計よりも管理の徹底で選ばれる豚という性格を作ったと語られる。後発の銘柄豚が味や飼料を打ち出すなかで、岩中豚は管理の先駆けという立ち位置を保ち続けているとされる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ岩手県
- 小豆ばっとう小麦粉を寝かせて幅広のうどん状に切り、ざらめで甘く煮た小豆汁に合わせる。建前や庭じまいの祝いに三陸沿岸地域で作られ、お盆の七日目に7回食べると無病息災とする風習も残る。
- へっちょこだんごたかきび粉やもちあわ粉など雑穀の団子の中央をへこませ、甘い小豆汁で煮る。「うきうきだんご」とも呼ばれ、収穫後の労をねぎらう「庭じまい」の行事食として、米が育ちにくい県北で作られてきた。
- ひなまんじゅう米粉の生地に食紅で色をつけ小豆あんを包み、木型や竹串で花や桃、うさぎなど30種以上の形に整える。花巻市大迫町のひな人形めぐりの風習とともに伝わり、桃の節句に「きりせんしょ」と共に供えられる。
- 氷頭なます鮭の頭の軟骨部分「氷頭」を薄くスライスし、塩をして酢でしめてから大根とにんじんのなますと和える。一尾からわずかしか取れない珍味とされ、宮古湾に鮭が遡上する三陸沿岸で正月料理として伝わる。
- 伝統餅料理あんこやずんだ、くるみ、納豆、雑煮など約300通りの食べ方がある餅料理の総称。仙台藩の命で月2回餅を搗いた風習が根付き、一関では年60回以上餅を食べる「餅暦」と、儀礼作法に則る「餅本膳」が今も残る。
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