肉 ── 和牛
びらとり和牛
Biratori Wagyu
日高地方・平取町で育つ黒毛和種。昭和37年に島根県から導入された繁殖牛を礎とし、冬の厳しい寒さの中でじっくりと肥育され、味の濃さに定評があるという。札幌をはじめ道内で広く親しまれる銘柄になったという。
- 発祥: 北海道平取町
- 東京から北へ約790km
北海道平取町
系譜
何でできているか
日高地方・平取町で育つ黒毛和種。昭和37年に島根県から導入された繁殖牛を礎とする血統で、冬の厳しい寒さの中でじっくりと肥育される。味の濃さに定評があるとされ、道内でも広く親しまれる銘柄になったという。赤身の色は濃く、噛むとじわりと肉の旨みがにじみ出るとされ、脂よりも赤身そのものの味わいで記憶に残るという声が多い牛肉という。
どう作るのか
島根から導入した繁殖牛の系統を軸に、平取町の生産者が繁殖から肥育まで手をかけて育てる。日高山脈からの寒風が吹き下ろす冬の厳しい環境の中、牛はじっくりと時間をかけて肥育され、体に脂を蓄えていくとされる。厳寒期の飼養管理そのものが、肉質を左右する要になっているという。日高山脈からの寒風が吹き下ろす冬の間、牛舎で暖をとらせながらも運動量を保つ工夫がされているとされ、寒さに耐える体づくりそのものが肥育の要になっているという。
なぜこの形になったのか
一説によると、日高地方の冬の厳しい寒さが、牛の体に脂肪をゆっくりと行き渡らせ、味の濃さにつながってきたとされる。遠く島根から繁殖牛を導入したことも、この土地の気候に合う血統を新たに根づかせる試みだったと読める。厳しい寒さを逆手に取った肥育が、びらとり和牛の濃い味わいの土台になっている。島根から来た血統が北海道の気候に合うよう時間をかけて根づかされてきたことも、この土地ならではの試行錯誤の積み重ねだったと読める。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
兄弟
同じ北海道
- 旭川ラーメン魚介と豚骨を合わせた醤油スープに、ラードで蓋をして冷めにくくする。厳寒の地ならではの工夫とされる。
- 旭川ホルメン旭川の二大名物、醤油ラーメンとホルモン焼きを掛け合わせたご当地グルメ。醤油だれのスープに、下処理して臭みを抜いた豚ホルモンをのせる。2010年代に旭川で考案された。
- ガタタンラーメン芦別市の郷土料理ガタタンをラーメンにした一杯。片栗粉でとろみをつけた塩味のスープに、野菜・肉・魚介など具だくさんの具を合わせ、仕上げに溶き卵を流し入れる。満州からの引き揚げ者が伝えた中華料理が土台にある。
- 美唄のとりめし鶏肉とたまねぎを米と一緒に醤油、砂糖、酒で炊き込むごはん。明治の開拓期、小作人に養鶏を勧めた農場主が、米が実った後に鶏をつぶして客をもてなしたのが始まりと伝わる美唄市中村地区の郷土料理。
- 美唄やきとりモツを中心に、内臓から皮まで一羽分を一本の串に刺す。
- 鮭のチャンチャン焼き秋から冬にかけて水揚げされるサケと旬の野菜を、味噌とバターで蒸し焼きにする料理。石狩地方の漁師町で、船上や浜で手早く仕上げていた食べ方が始まりと伝わる。鉄板の上で味噌が香ばしく焦げる匂いが食欲をそそるとされる。