ごはんもの
美唄のとりめし
Bibai no Torimeshi
鶏肉とたまねぎを米と一緒に醤油、砂糖、酒で炊き込むごはん。明治の開拓期、小作人に養鶏を勧めた農場主が、米が実った後に鶏をつぶして客をもてなしたのが始まりと伝わる美唄市中村地区の郷土料理。
- 発祥: 北海道美唄市
- 東京から北へ約870km
北海道美唄市
何でできているか
鶏肉とたまねぎを米と一緒に炊き込むだけの、飾らない一皿。使う調味料は醤油と砂糖と酒だけで、余計な香りを足さない分、鶏の出汁の旨みがまっすぐ伝わってくる。炊き上がった米粒はあめ色につやつやと光り、噛むほどに鶏の風味と香ばしさが広がるという。どの家庭も使う食材はほぼ同じだが、味付けの配分は家庭ごとに違う、いわば手加減の郷土料理でもある。
どう作るのか
鶏もも肉とむね肉を油で炒め、調味料で下味をつけたあと、たまねぎを加えてシャキシャキ感が残る程度にさっと煮る。具と煮汁をざるで分けたら、煮汁とバター、米を炊飯器に入れて炊き上げ、最後に炊けたごはんへ具を混ぜ込んで仕上げる。米に対して具はごくわずかで、シンプルな調理だからこそ鶏の出汁の旨みがそのまま前面に出るという。地域によってはラーメンと合わせて食べる風習も伝わる。
なぜこの形になったのか
明治の開拓期、美唄市中村地区に入植した農場主が、稲作が軌道にのるまでの間、小作人たちの暮らしを案じてつがいの鶏を分け与え、養鶏を勧めたのが始まりと伝わる。米がとれるようになると、客をもてなすために鶏をつぶし、米と一緒に炊き込んで振る舞ったという。いまも中村地区では地元の女性たちが、昔ながらの味を毎朝炊き上げて受け継いでいる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ北海道
- 旭川ラーメン魚介と豚骨を合わせた醤油スープに、ラードで蓋をして冷めにくくする。厳寒の地ならではの工夫とされる。
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- 鮭のチャンチャン焼き秋から冬にかけて水揚げされるサケと旬の野菜を、味噌とバターで蒸し焼きにする料理。石狩地方の漁師町で、船上や浜で手早く仕上げていた食べ方が始まりと伝わる。鉄板の上で味噌が香ばしく焦げる匂いが食欲をそそるとされる。