粉もの ── 粉もの
行田フライ
Gyoda Furai
埼玉県行田市周辺に伝わる「フライ」は、揚げ物ではなく焼き物。水で溶いた小麦粉の生地にネギや豚肉をのせて鉄板で焼く、お好み焼きに似た軽食で、足袋工場で働く女工に広まったとされる。
- 発祥: 埼玉県行田市
- 東京から北西へ約60km
埼玉県行田市
系譜
行田フライゼリーフライ
何でできているか
水でやわらかく溶いた小麦粉の生地に、刻んだネギと豚肉が入るのが基本の姿とされる。生地は薄く丸くのばして焼くため、お好み焼きよりもクレープに近い薄さになるという。ソースや醤油だれを塗って食べると、香ばしく焼けた表面の香りと、ネギの香りが先に立つ。かじると薄い生地はぱりっと割れ、中の豚肉の脂がじゅわりと広がる。
どう作るのか
水で溶いた小麦粉を鉄板に薄くたらして丸く広げ、刻んだネギと豚肉をのせて、上からさらに生地をかける。鍋のふたなどで表裏を繰り返し押しつけながら焼き、焦げ目をつけるのが特徴とされる。仕上げにソースか醤油だれを塗り、好みで青のりをふる。店によっては焼きそばを挟んだり、チーズやイカを加えたりすることもあるという。
なぜこの形になったのか
材料が安く、持ち運びやすく、腹持ちがよいことから、昭和初期に全盛期を迎えた行田の足袋工場で働く女工の間で人気を集め、販売する店が増えて定着したといわれる。「フライ」という名の由来には、行田周辺が布の産地だったことから「布来」になったという説や、フライパンで焼くからという説など諸説あるとされる。揚げ物ではなく焼き物であることが、名前と実際の調理法のずれとしてしばしば話題になるという。この名前と調理法のずれは、今も行田を訪れる人の話の種になっているとされる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
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