ITADAKI ATLAS

惣菜

こねり

Koneri

なすとにがうりを油で炒め、出汁で溶いた味噌で煮て、小麦粉でとろみをつける豊後大野市の夏の惣菜。野菜から出る栄養を汁ごと閉じ込められる工夫とされ、小麦粉をこねて仕上げることが名の由来と伝わる。

  • 発祥: 大分県豊後大野市
  • 東京から西へ約810km
大分県豊後大野市

何でできているか

「こねり」は、なすやにがうりを油で炒め、出汁で溶いた味噌で味付けし、水で溶いた小麦粉でとろみをつけた夏野菜の料理。小麦粉が野菜のうまみを含んだ水分を閉じ込めるため、効率よく栄養がとれるという。とろみのついた食感が食欲の落ちる夏でも食べやすく、火を通すことで柔らかくなるため、幅広い世代に好まれてきたという。

どう作るのか

なすは輪切りか短冊切りに、にがうりは0.7cmほどの厚さに切る。フライパンで炒め、水で溶いた味噌で味付けし、仕上げに水で溶いた小麦粉を流し入れてとろみをつける。なすのみ、にがうりのみでつくることもあれば、ピーマンや豚肉、じゃこを加える家庭もある。味噌の代わりにしょうゆで仕上げることもあり、味付けは家庭によってさまざまという。

なぜこの形になったのか

起伏に富んだ地形の豊後大野市は県内屈指の畑作地帯で、なすの栽培が盛んだったとされる。大量にとれるなすやにがうりを無駄なく食べきる手段として、農家が「こねり」を食べはじめたとする説が伝わる。小麦粉を入れて練ることから「こねり」の名がついたといわれ、国東半島では同じ料理を「オランダ」と呼ぶなど、地域によって呼び名が異なるのも特徴という。

食べに行く前に

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