惣菜
イギス豆腐
Igisu Dofu
イギスという赤い海藻を生大豆粉とともに煮溶かし、寒天のように自然に固める瀬戸内の一皿。酢みそやしょうが醤油であえ、盆や祭りに親戚が集まる際によく作られてきたと伝わる。
- 発祥: 広島県
- 東京から西へ約630km
系譜
イギス豆腐
何でできているか
海藻のイギスと生大豆粉を煮溶かし、寒天のように固めた料理とされる。凝固剤を加えなくても自然に固まる、ところてんと同じ原理でできている。低カロリーで食物繊維やミネラルが豊富とされ、夏は冷やして食べるのが定番だという。寒天やところてんに比べて磯の風味が濃く、噛むとつるりとした喉ごしが楽しめるとされる。夏の暑い盛りに涼をとる一品としても重宝されている。
どう作るのか
乾燥させたイギスを丁寧に洗い、生大豆粉と一緒に水に溶かして煮る。四角い容器に流し込んで冷やし、固まったら切り分ける。食べる際は酢味噌、いりこ味噌、たで味噌、柚子味噌、しょうが醤油などをかけて味わう。固める際ににんじんやごぼう、えびを加えたり、米ぬか水を混ぜたりする家庭もある。型から出す際は水にくぐらせると崩れにくい。
なぜこの形になったのか
イギスは夏から秋にかけて入江や海岸の浅瀬に流れ着く海藻で、飛鳥・奈良時代にはすでに朝廷への献上品だったと伝わる。お盆や祭りなど家族や親戚が集まる機会に必ず作られてきたとされ、採取から乾燥までに手間のかかる海藻を無駄なく使い切る保存の知恵として受け継がれてきたようだ。近年は収穫量が減り、道の駅などの直売所で手に入る貴重な味として親しまれているという。
食べに行く前に
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同じ広島県
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