揚げもの ── 揚げ物
がんす
Gansu
魚のすり身をパン粉で揚げた広島・呉の練り物。昭和20年代、蒲鉾製造で出るすり身の余りを活用する方法として考案されたとされ、揚げかまぼこにフライ衣をまとう独特の組み合わせを持つ、地元で長く愛される味である。
- 発祥: 広島県呉市
- 東京から西へ約680km
広島県呉市
系譜
がんすさつま揚げ
何でできているか
魚のすり身を丸く平たく成形し、パン粉をまとわせて揚げた練り物。表面はざくざくとした衣の食感が立ち、中はかまぼこのようになめらかで、噛むと魚のほのかな甘みがじんわりと広がる。揚げかまぼこでありながらフライのような衣を持つ、他にあまり例のない組み合わせとされ、ご飯のおかずにもビールのつまみにもよく合う懐の広さがある。
どう作るのか
魚のすり身に調味料を加えて練り、平たい円形に成形してからパン粉をまとわせて油で揚げる。かまぼこの製造過程で出る魚肉すり身の端材を活用する発想から生まれたとされ、揚げかまぼこでありながらフライ衣をまとう点が、他の練り物とは違う個性になっている。そのまま食べても、炙り直しても味が引き立つといい、冷蔵で日持ちする点も日常使いに向いている。
なぜこの形になったのか
一説には、昭和20年代、蒲鉾を製造する際に出る魚肉すり身の余りを活用する方法として、呉市内で考案されたとされる。名称は「日常の食卓に溶け込んでほしい」という願いと、「〜でございます」を意味する広島弁の「がんす」を組み合わせて名づけられたと伝わり、余り物を無駄にしない発想が地域の味として定着した例といえる。70年以上にわたり作られ続け、近年は全国的な知名度も高まっているという。
食べに行く前に
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兄弟
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- あなご飯かば焼きにしたあなごをそぎ切りにし、だしで炊いたご飯に敷き詰める宮島の一皿。速い潮流にもまれて脂がのる「瀬戸のあなご」を使い、明治34年に宮島口駅の駅弁として売られたのが始まりと伝わる。
- あずま酢でしめたママカリを、酢飯の代わりに味付けしたおからで握る沿岸部の寿司。米が貴重だった時代、手に入りやすいおからで代用したのが始まりとされ、祭りや正月に振る舞われてきた。
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- 江波巻きご飯に広島菜漬けとかつおぶし、白ごまをあえ、焼きのりで巻いた江波地区ののり巻き。片手で漕ぎながら食べられるよう両端を閉じることもあり、のり漁師の船上食として広まったと伝わる。
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