惣菜 ── 洋食
トルコライス
Toruko Raisu
ピラフとナポリタン、とんかつを一皿に盛り合わせた長崎発祥の洋食。名前の由来には諸説あり、トルコの米料理説や三色の盛り付け説などが伝わる。盛り付けの配置は店ごとに個性が出るという。
- 発祥: 長崎県長崎市
- ライス
- 東京から西へ約970km
長崎県長崎市
何でできているか
一枚の皿の上に、ケチャップ味のピラフとナポリタン風のスパゲッティ、とんかつが仲良く盛られている。米も麺も肉もそれぞれ別の一皿になりうる料理だが、ここでは一度に味わえるよう並んでいるのが特徴だという。ソースやカレー粉で香りづけされることも多く、彩りも賑やかな一皿になり、見た目の華やかさも喜ばれてきたとされる。
どう作るのか
ピラフ、スパゲッティ、カツをそれぞれ別に仕込み、一枚の皿に一緒に盛り付けるのが基本の型とされる。ピラフはケチャップやカレー粉で味付けし、スパゲッティはナポリタン風にケチャップで和え、カツは別に揚げて添える店が多いという。盛り付けの順序や配置は店によって違うとされ、店ごとの個性が出やすい一皿だという。
なぜこの形になったのか
名前の由来には諸説あり、トルコの米料理「ピラウ」に由来するという説、かつて出していた店の名前にちなむという説、盛り付けの三色が「トリコロール」がなまったものという説、東西の料理を一皿に織り交ぜたことから地理的に中間に位置するトルコの名がついたという説などが伝わり、地元の観光サイトでもどれか一つに断定はしていない。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ長崎県
- アルマド食紅で色付けしたゆで卵をすり身で包んで蒸した練り物で、切り口がピンク色に縁どられるのが特徴。平戸の名物とされ、佐世保では「アリマド」、長崎では「竜眼」と呼ばれる同種の練り物があるという。
- 五島うどん長崎県新上五島町で作られる手延べうどん。遣唐使が伝えた製法が起源とされ、島の椿油を使って延ばすことでコシとつるりとした喉ごしが生まれる。
- 鼻はじききゅうりやにんじん、厚揚げ、エビなどを短冊状に切って皿に放射状に並べ、辛子酢みそをつけて食べる料理。諫早地区に伝わり、辛子が鼻をツンとはじくことが名の由来とされ、法事の精進料理とされてきたという。
- ハトシ食パンでエビとイカのすり身を挟んで揚げた長崎の郷土料理。明治時代に中国から伝わったとされ、卓袱料理の一皿から市中で親しまれる郷土食に育っていったと伝わる、開港地らしい一品である。
- ヒカド魚や鶏肉と大根、にんじんなどの野菜を細かく切って煮込み、すりおろしたさつまいもでとろみをつけた料理。長崎に滞在したポルトガル人の肉のシチューが起源とされ、名はポルトガル語の「刻む」に由来するという。
- ひきとおし自宅で飼っていた鶏をさばいてつくる壱岐の鍋料理で、コクの強い壱州豆腐とかために茹でたそうめんを加えるのが定番という。来客をもてなす奥座敷の鍋がはじまりとされ、「引き通し」が名の由来とされる。