甘味
蓮根餅
Renkon Mochi
門真特産の蓮根「門真蓮根」の穴に紅白のもち米を詰めて蒸す、祝いの日の一品。穴が開いていることから「将来を見通せる」縁起物とされ、輪切りにしてきな粉やあんこ、からし醤油などで食べるという。
- 発祥: 大阪府門真市
- 東京から西へ約390km
大阪府門真市
何でできているか
蓮根の穴に紅白のもち米を詰めて蒸した、門真市の祝い料理とされる。蒸し上がった蓮根は粘りが強く、輪切りにすると紅白の断面が華やかで、きな粉やあんこをつければ菓子としても楽しめるとされる。穴が開いているため将来が見通せる縁起のよい野菜として、正月のおせち料理にも用いられる蓮根ならではの一品といい、地元では昔から祝いの席に欠かせない料理として親しまれてきたという。
どう作るのか
皮をむいた蓮根を米のとぎ汁に一晩浸け、半分を食紅で着色したもち米を箸で穴に詰める。切り口をアルミ箔でふさぎ、竹串が通るくらいまで2時間ほど蒸す。輪切りにして盛り付け、きな粉やあんこをつければ菓子として、からし醤油やポン酢をつければ料理として楽しめるとされ、めでたい紅白の見た目と蒸した蓮根の粘りを同時に楽しめる一品という。
なぜこの形になったのか
水はけの悪い門真の土地は稲作に向かない一方で蓮根が自生しやすく、江戸時代には年貢の代わりに蓮根を納めることもあったと伝わる。大正時代に栽培方法や品種の見直しがおこなわれ、戦後にかけて栽培がさらに拡大したという。穴が開いていることから将来を見通せる縁起物とされ、紅白の彩りとあわせて祝いの席にふさわしい料理として定着していったと考えられる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
対比
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- あかねこ蒸したもち米と小麦粉をついた餅に砂糖ときな粉をまぶす「半夏生もち」。田植えを終えた感謝と豊作祈願で食べられ、皮ごと挽いた小麦粉で餅が褐色になり、猫の丸い背中に似ることから名がついたと伝わる。
- バッテラ薄切りの〆鯖と白板昆布を木枠で押し固める箱寿司。南船場の「寿司常」が明治24年に考案し、当初使ったコノシロの寿司の形が小舟に似ていたことからポルトガル語で小舟を意味する名がついたと伝わる。
- 紅しょうが天梅酢に漬けた紅しょうがの薄切りに衣をつけて揚げる天ぷら。梅酢の酸味としょうがの辛みが酒によく合い、昭和15年発表の織田作之助『夫婦善哉』にも一銭天ぷらとして登場するほど古くからの大阪庶民の味という。
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