甘味
いもべらあずき
Imobera Azuki
さつまいもを丸ごと煮てから干し、輪切りにしてさらに干した「ゆでべら」を小豆とともに甘く煮る伊野町の菓子。他地域では「東山」と呼ぶ同じ干し芋を使い、農作業の合間のおやつになったという。
- 発祥: 高知県伊野町
- 東京から西へ約630km
高知県伊野町
何でできているか
干して戻したさつまいもをすりつぶしたねっとりとした生地に、甘く煮た小豆が混ざり合う素朴な郷土菓子だという。伊野町ではさつまいもを丸ごと長時間煮てから干し、輪切りにしてさらに干したものを「ゆでべら」または「東山」と呼ぶと伝わる。これと小豆を甘く煮合わせたものが「いもべらあずき」で、伊野町ならではの呼び名とされる。ねっとりした食感とほくほくした素朴な甘さが持ち味だという。
どう作るのか
水に浸けておいたゆでべらを火にかけ、柔らかくなるまでじっくり煮て少しつぶす。小豆は水から煮て一度ゆでこぼしてアクを抜き、弱火で煮崩れしないよう煮る。つぶしたゆでべらに小豆を加えて少し煮て、砂糖や塩を加えて味をととのえれば出来上がる。砂糖の量には各家庭の好みが表れるといい、おやつとして食べる場合は砂糖を多めに入れることが多いとされる。
なぜこの形になったのか
さつまいもは昔、米や麦の補食として日常的に食べられ、長期保存のために干しいもに加工されたと伝わる。農作業に出る前の晩に水に浸けておくと翌朝ほどよく柔らかくなり、農作業の合間のおやつや弁当代わりになったという。砂糖が希少だった時代は黒砂糖を使っていたため、いまとは違う真っ黒な見た目をしていたと伝えられている。
食べに行く前に
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