甘味
いびつもち
Ibitsu Mochi
あんを包んだ餅をサルトリイバラの葉で包み蒸す、端午の節句の菓子。柏の葉が自生しにくい兵庫県では代わりにこの葉を使ったとされ、淡路では「いびつもち」、神戸・丹波では「柏餅」と地域ごとに呼び名が異なる。
- 発祥: 兵庫県
- 東京から西へ約430km
何でできているか
あんを包んだ餅を、サルトリイバラの葉で包んだ和菓子で、県内全域に伝わる。全国的には「かしわ餅」として知られるが、兵庫県内では柏の葉が自生していなかったため、代わりにサルトリイバラの葉が使われてきたという。葉の香りが餅にほのかに移るのも持ち味となっている。端午の節句の時期になると各家庭で作られ、地域の行事食として受け継がれてきたという。
どう作るのか
もち粉とうるち米で作った団子の粉を湯で練り、あんを包んで丸め、サルトリイバラの葉で上下から包んで蒸す。淡路では「いびつもち」、神戸・丹波では「柏餅」、北播磨では「ひょっとで」、西播磨では「ばたこ」と、地域によって呼び名が異なるという。最近は手作りする家庭が減りつつあるが、市の事業として教える取り組みも続けられているという。
なぜこの形になったのか
「いびつもち」の名は、サルトリイバラの葉の形がいびつであることに由来するとされる。餅は「ハレの日」の行事食に欠かせないもので、端午の節句の時期に作られてきたという。祝いとして親戚や近所に配ったほか、農家では田植え後の労をねぎらう「泥落とし」や繁忙期の作業の合間にも食べられていたと伝わる。地域の食生活改善推進員による料理教室でも今なお教えられているという。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ兵庫県
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