ごはんもの ── 寿司
葉ずし
Hazushi
金時豆やひじき、しいたけを混ぜたすし飯を、油気があり香り立つアブラギリの葉で一つずつ包む福井市殿下地区・丹南地区の押しずし。葉が飯離れよく保存も利くため、盆や秋祭りの手土産として伝わる。
- 発祥: 福井県
- 東京から西へ約320km
系譜
葉ずし葉っぱずし
何でできているか
アブラギリの葉で包んだ酢飯のすしで、葉をほどくと油気を帯びた独特の清涼な香りがふわりと立ち、金時豆の甘さやひじきのこりっとした歯ごたえが酢飯とともに口に広がるという。葉に包まれているぶん手を汚さずに食べられ、香りが酢飯に移ることでいっそう爽やかな後味になると伝わる。永平寺町周辺では「木葉ずし」とも呼ばれているそうだ。
どう作るのか
金時豆の甘い煮豆やひじき、干ししいたけ、薄揚げ、人参など体にやさしい具を混ぜ込んだ酢飯を、アブラギリの葉で一つずつ丁寧に包むという。葉には表面に油気があるためご飯粒がつきにくく、長く鮮度を保てるそうだ。かつては各家庭の庭先にアブラギリを植え、葉が育つのを待ってつくり、お盆や秋祭りに嫁いだ娘が帰省すると持たせたと伝わる。
なぜこの形になったのか
若狭地域はアブラギリの生産が盛んだったとされ、実からとれる桐油が灯油や和傘の材料になる貴重な収入源だったという。抗菌性の高い葉が高温多湿な時期の食品保存に適していたことから、田植えなど人が集まる農繁期のもてなしに、日持ちのするこの葉ずしが用いられるようになったとされ、手を汚さず食べられる携帯食としても重宝されたという。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ福井県
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