ごはんもの ── 寿司
葉っぱずし
Happa Zushi
そぎ切りにした塩マスとしょうがを酢飯にのせ、アブラギリの葉で包んで重石をかける九頭竜川流域の押しずし。淡い紅色が祝いの席にふさわしいとされ、前日に仕込んで祭りやお盆にふるまうと伝わる。
- 発祥: 福井県永平寺町
- 東京から西へ約310km
福井県永平寺町
系譜
葉っぱずし葉ずし
何でできているか
アブラギリの葉で酢飯とマス、しょうがをまとめて包んだ押しずしで、口に運ぶとマスのほのかな酸味と酢飯のさっぱりした味わいに、しょうがの爽やかな辛みが後を追うという。すし箱で重石をかけてつくるため四角く整った形をしており、薄紅色の見た目が祝いの席にふさわしいと伝わる。永平寺町周辺では「木葉ずし」とも呼ばれ、単に「マスずし」という人もいるそうだ。
どう作るのか
そぎ切りにした塩マスを酢に漬け、酢飯としょうがとともにアブラギリの葉に包み、すし箱にきっちり並べて重石をかけるという。前日につくっておくと当日にちょうど食べごろになるそうだ。葉の表面に脂分があり米粒がつきにくいため、葉をむいて箸を使わずに食べられると伝わり、アカメガシワや笹の葉を使う土地もあるという。
なぜこの形になったのか
九頭竜川流域の永平寺地区では、アブラギリを庭先に植えて「すしの木」として大切にしていたとされ、保存性と香りのよさからこの葉が選ばれたという。薄紅色に仕上がるマスの酢じめが見た目にもおめでたく、お祭りや祝い事に人が集まる機会にふるまわれる形が定着したとされ、前日から仕込める手軽さも重宝された理由のひとつだという。
食べに行く前に
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