麺 ── ラーメン
宇部ラーメン
Ube Ramen
茶色がかった濃厚な豚骨スープが特徴の宇部市のご当地ラーメン。久留米で学んだ技法を土台に、炭鉱と工業の町で煮出す時間が延び、独自の色合いへと変化していったと伝わる。
- 発祥: 山口県宇部市
- 豚骨
- 東京から西へ約800km
山口県宇部市
系譜
宇部ラーメン
何でできているか
茶色がかった濃厚な豚骨スープに、はっきりとした豚骨の香りが立つのが特徴で、中太のやわらかい麺がよく合う。久留米で修行した創業者の技法を受け継ぐ店が多く、同じ豚骨でも博多の白濁したあっさり系とは色も香りも違う、しっかりした骨太な印象の一杯にまとまっている。豚骨の匂いが苦手な客には敬遠されることもあるが、常連はこの強い香りこそを求めて店に通うとも言われる。## どう作るのか 豚骨を久留米式よりも長い時間じっくり煮出し、白濁を通り越して茶濁するまで炊き込む。骨からとことん旨味を引き出す分、スープの粘度と香りの強さが増していく。麺は硬めではなく、やわらかめに仕上げるのが好まれ、濃いスープをまとわせながら食べ進める組み合わせが基本形になっている。毎日大量の豚骨を仕込む必要があるため、開店前の早朝から炊き出しを始める店が多いとされる。## なぜこの形になったのか 福岡県久留米市でラーメンを学んだ職人が1949年に宇部市内で店を構えたのが始まりとされる。久留米ラーメンの技法を土台にしながら、炭鉱と工業の町として栄えた宇部で長年営業を続けるうちに、煮出す時間が延びて茶濁するほど濃厚な独自の色合いへと変化していったと伝わる。地元で長く商売を続けてきたことが、久留米仕込みの技法をこの町らしい濃厚な色合いへと変えていった要因とされる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ山口県
- チキンチキンごぼう一口大の鶏の唐揚げと素揚げごぼうを甘辛いたれで絡める学校給食発の一皿。1995年ごろ、家庭のレシピを募って栄養教諭が考案したとされ、口ずさみやすい名前とともに県民食として広まったと伝わる。
- ちしゃなます下関の伝統野菜「かきちしゃ」をちぎり、酢みそやほぐした焼き魚、しらすであえる料理。関ヶ原の戦い後、困窮した毛利の人々が考案したと伝わり、「ちしゃもみ」の名でも親しまれている。
- 長州黒かしわ山口・島根両県原産で国の天然記念物とされる黒柏鶏の血を生かして山口県の試験場が開発した地鶏をもとに、養鶏場が仕上げて名付けたとされる。80〜100日ほど平飼いで育てられるという。
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- ふく刺し透けるほど薄く切ったふぐの刺身を菊の花のように盛り付ける下関の一皿。福を呼ぶ意味で「ふぐ」を「ふく」と呼び、ポン酢と薬味で食す。明治21年、下関でのみふぐ食が解禁されたのが始まりと伝わる。
- ごぼう巻きかまぼこ作りで残るエソの皮をごぼうに巻きつけ、たれにつけて焼く萩の一品。焼き抜きかまぼこの高級魚エソを使うため、水産加工会社がかまぼこと一緒に作ることが多く、祭りや花見の弁当に欠かせないと伝わる。