麺 ── ラーメン
竹岡式ラーメン
Takeoka Ramen
チャーシューの煮汁を湯で割っただけのスープ。乾麺を使う店もある漁師町の型。
- 発祥: 千葉県富津市
- 醤油
- 東京から南へ約40km
千葉県富津市
何でできているか
どんぶりを覗いても、白く濁ったスープは見当たらない。透き通った醤油色の汁に、大ぶりのチャーシューが沈んでいるだけ。すすると煮豚の脂と醤油の甘辛さがまっすぐ伝わり、出汁の輪郭を探すような複雑さはない。麺は乾麺を使う店もあり、コシよりも汁を吸う軽さが立つ。飾りけのない見た目のまま、味の濃さだけで最後まで押し切る一杯とされる。
どう作るのか
鍋でじっくり出汁をとる工程がそもそも無いとされる。チャーシューを煮た醤油ダレをそのまま丼に張り、麺を茹でた湯や沸かした湯で割るだけ。チャーシューの煮汁自体が出汁を兼ねる、という発想が竹岡式の核心らしい。手間のかかる仕込みを持たずに、注文が入ってから短時間で出せる作り方になっている。仕込みの大半は前もって煮ておいたチャーシューに集約されている。
なぜこの形になったのか
一説によると、始まりは1954年ごろ、甘味処だった店に漁師から「ラーメンが食べたい」と頼まれたことだったという。漁の合間の短い時間で腹を満たす必要があった漁師町では、出汁からじっくり仕込む余裕はなかったのだろう。チャーシューの煮汁を湯で割るだけという簡略さは、時間に追われる働き手の食卓への答えとして読める。漁に出る前後の慌ただしさが、そのまま調理の速さに映し込まれているようにも見える。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ千葉県
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