肉 ── 地鶏
丹波地どり
Tanba Jidori
京都・兵庫にまたがる丹波地域で飼育される地鶏で、フランス由来の種鶏をもとに改良されたとされる。地鶏JAS規格に沿い、通常のブロイラーの約1.5倍の期間をかけて育てられるという。
- 発祥: 兵庫県丹波篠山市
- 東京から西へ約420km
兵庫県丹波篠山市
何でできているか
外来種の血を取り入れつつも、在来種らしい歯ごたえと旨みを残しているとされる。ブロイラーよりゆっくり育つ分、身が締まり、鍋やすき焼きにしても煮崩れしにくいという。噛むほどに肉の旨みがじわりと広がるとされる。すき焼きにすると割り下の甘辛さに負けない肉の存在感が際立つとされる。冷めても硬くなりにくく、料理の幅が広いとされる。
どう作るのか
京都・兵庫にまたがる丹波地域で飼育される地鶏で、フランス由来の種鶏をもとに改良されたとされる。地鶏JAS規格に沿い、通常のブロイラーの約1.5倍の期間をかけて育てられるという。二つの府県にまたがる産地ゆえ、統一された飼育基準が設けられているとされる。フランス由来の種鶏を導入したのち、国内の気候に合わせて世代を重ねながら改良が続けられたと伝わる。
なぜこの形になったのか
丹波は山あいの盆地で、寒暖差の大きさが食材の味を濃くすると語られてきた土地とされる。二つの府県にまたがって育てられているのは、山塊でつながる丹波という地理そのものが行政区分より先にある土地柄だからともいえる。黒豆や栗など、他の丹波産品と並ぶ濃い味わいが持ち味とされる。丹波は黒豆や栗など、寒暖差を生かした濃い味の産品で知られる土地であり、この地鶏もその一角を担っているとされる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ兵庫県
- 明石焼小麦粉とじん粉、卵とだし汁を混ぜた生地でタコを包んで焼き、だし汁につけて食べる明石市の郷土料理。見た目はたこ焼きに似るが、ソースではなくだし汁につける点が大きな違いとされる。
- 赤穂の塩江戸時代に完成した入浜式塩田による、専業製塩の先駆けとされる塩。水尾と防潮堤で海水を制御し干満に左右されず作業できる画期的な仕組みで、300年にわたり日本の主要な製塩法であり続けたとされる。
- 淡路ビーフ淡路島で育つ純血の但馬牛系統。1986年に生産者らが立ち上げた銘柄で、霜降りの量よりも赤身と脂の調和を重視して選ばれる、出荷頭数の少ない牛肉とされる。淡路牛と呼ばれる一般呼称とは区別される、希少な銘柄という。
- 播州ラーメンはっきり甘い醤油スープ。織物工場で働く女性たちに好まれて定着したと伝わる。
- 播州手延べそうめん太子町の斑鳩寺に伝わる文書には応永25年(1418年)の条に「サウメン」の記述があり、兵庫県内で最も古いそうめんの記録とされる。江戸時代の安永年間には龍野藩の許可業種として奨励され、播州平野の小麦・揖保川の水・赤穂の塩が産地としての土台になった。
- ぼたん鍋白と赤の合わせみそでとっただしに、猪肉と季節の野菜をたっぷり入れて煮る丹波篠山の鍋。粉山椒を効かせて食べることが多く、切り分けた猪肉を牡丹の花びらのように盛り付ける店もあるという。