肉 ── 地鶏
東広島こい地鶏
Higashihiroshima Koi Jidori
広島大学と東広島市の共同研究で作られた「広大鶏」の雄とロードアイランドレッドの雌を掛け合わせて2021年に誕生したとされる、県内唯一のブランド地鶏という。約130日、平飼いで育てられる。
- 発祥: 広島県東広島市
- 東京から西へ約650km
広島県東広島市
何でできているか
交配二世代目らしく、脂と赤身のバランスが取れた食べやすい肉質とされる。平飼いで130日ほどかけて育つため、程よい歯ごたえを持つという。噛むほどに癖のない素直な旨みが感じられる点も特徴とされる。平飼いで育つ分、脂と赤身のバランスが取れた食べやすさが際立つとされる。皮も身もクセが少なく、家庭料理にも取り入れやすいとされる。
どう作るのか
広島大学と東広島市の共同研究で作られた「広大鶏」の雄とロードアイランドレッドの雌を掛け合わせて2021年に誕生したとされる、県内唯一のブランド地鶏という。約130日、平飼いで育てられる。大学と自治体が連携するという珍しい開発体制が取られたとされる。大学発の種鶏を使うという珍しい経緯から、開発の過程が地域内でも注目を集めたと伝わる。
なぜこの形になったのか
東広島は広島大学のキャンパスを擁する学術都市としての性格を持つ土地とされる。大学と市が組んで一から鶏を作り上げたという経緯は、産学連携という比較的新しい形の地域ブランドづくりを象徴しているといえる。「こい」という名には、地元への深い思い入れが込められているとされる。県内唯一のブランド地鶏という位置づけが、東広島という土地の新しい顔を作ろうとする狙いを物語っているといえる。
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ広島県
- あなご飯かば焼きにしたあなごをそぎ切りにし、だしで炊いたご飯に敷き詰める宮島の一皿。速い潮流にもまれて脂がのる「瀬戸のあなご」を使い、明治34年に宮島口駅の駅弁として売られたのが始まりと伝わる。
- あずま酢でしめたママカリを、酢飯の代わりに味付けしたおからで握る沿岸部の寿司。米が貴重だった時代、手に入りやすいおからで代用したのが始まりとされ、祭りや正月に振る舞われてきた。
- 美酒鍋鶏肉や砂ずり、豚肉を塩こしょうと日本酒だけで仕立てた鍋。銘醸地・西条の杜氏が酒造りの合間に食べたまかない料理が始まりで、利き酒の邪魔をしない薄味が特徴と伝わる。
- 江波巻きご飯に広島菜漬けとかつおぶし、白ごまをあえ、焼きのりで巻いた江波地区ののり巻き。片手で漕ぎながら食べられるよう両端を閉じることもあり、のり漁師の船上食として広まったと伝わる。
- 府中焼き広島県府中市に伝わるお好み焼きの一種で、豚バラ肉の代わりに牛や豚のひき肉を生地に混ぜ込んで焼く。ひき肉が生地全体に広がるため、噛むたびに肉の旨みが感じられるとされる。
- がんす魚のすり身をパン粉で揚げた広島・呉の練り物。昭和20年代、蒲鉾製造で出るすり身の余りを活用する方法として考案されたとされ、揚げかまぼこにフライ衣をまとう独特の組み合わせを持つ、地元で長く愛される味である。