鍋・汁もの
打ち豆汁
Uchimame Jiru
蒸した大豆を木づちで一粒ずつ潰して乾燥させた打ち豆を、かぶや里芋とともに味噌汁に仕立てた湖北地域の料理。雪深い冬の貴重なたんぱく源とされ、報恩講のお講汁としても振る舞われると伝わる。
- 発祥: 滋賀県
- 東京から西へ約320km
何でできているか
蒸した大豆を木づちで一粒ずつ潰して花の形にした「打ち豆」を、かぶや大根、里芋などとともに煮た味噌汁。打ち豆にすることで火が早く通り、豆に味がよく染みこむうえ、大豆のだしも出るという。雪深い湖北地域を中心に広まった料理で、厳しい冬を越すための貴重なたんぱく源として、各家庭で長く親しまれてきたと伝わっている。
どう作るのか
大豆を洗って水に一時間ほど浸け、その後熱湯でゆでる。熱いうちにポリ袋に入れて五時間ほどおいて蒸らし、木づちで一粒ずつ叩いて平らにすると打ち豆になる。これを鍋に入れ、味噌とだし汁で下煮したあと、かぶ、里芋、油揚げなどの具材を加えてさらに煮る。近江八幡市安土地域ではずいきや豆腐、信長ねぎを加える家庭もあるという。
なぜこの形になったのか
打ち豆汁は親鸞聖人の報恩講の行事に「お講汁」として振る舞われることが多いと伝わる。近江八幡市安土下豊浦地域では、伊勢講参りの人々を迎える祈祷汁としてつくられてきたという。雪の多い湖北地域では冬の貴重なたんぱく源が限られていたため、大豆を打って火の通りをよくする工夫がこの料理の形を生んだと考えられる。
食べに行く前に
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対比
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