鍋・汁もの
泥亀汁
Dongame Jiru
なすの皮に格子状の切れ目を入れてだし汁で煮て、味噌とすりごまを溶き入れた夏の汁物。近江商人の町、五個荘で生まれたとされ、汁のごまが泥、なすの甲羅模様が亀に見えることが名の由来という。
- 発祥: 滋賀県東近江市
- 東京から西へ約330km
滋賀県東近江市
何でできているか
夏野菜のなすを、すりごまを溶いた味噌汁に入れて煮た料理。汁に溶けたごまが泥のように見え、切れ目を入れたなすの皮が亀の甲羅に見えることから「泥亀汁」と名づけられたとされる。ごまの香ばしいこくとなすのとろりとした食感が溶け合い、暑さで落ちた食欲を呼び戻す味わいになるという、夏らしい滋養たっぷりの一杯という。
どう作るのか
なすは縦半分に切り、皮に斜め格子の切れ目を入れ、大きいものはさらに横半分に切ってアクを抜く。だし汁の中になすを入れ、柔らかくなるまで煮る。味噌を溶かし入れ、沸騰する前にすりごまを加えて仕上げる。この時、すったおかゆを加えて汁にとろみをつける家庭もあるといい、味噌汁というより滋養食に近い一杯になるとされる。
なぜこの形になったのか
五個荘地区の近江商人の家で夏場につくられてきた味噌汁と伝わり、体の熱を逃がすなすと、疲労回復によいとされるごまを組み合わせた理にかなった料理という。当時の近江商人は栄養素の知識こそなくとも、季節に合った健康的な料理を経験から選び取っていたと考えられ、湖東地域を中心に県内全域へ広まっていったとされている。
食べに行く前に
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