惣菜
きびなごのほおかぶり
Kibinago no Hokaburi
背開きにして酢でしめたキビナゴで、酢で味付けて炒ったおからを丸めた玉を包む「たまずし」の一種。すしの形が頬かむりした人の頭に見えることが名の由来とされ、宿毛市が特産品としてPRしている。
- 発祥: 高知県宿毛市
- 東京から南西へ約710km
高知県宿毛市
系譜
きびなごのほおかぶりきらずもち
何でできているか
丸く握ったおからをキビナゴの身でくるりと包んだ、ほろほろとくずれる食感のすしだという。高知ではおからを「おたま」と呼び、貴重な米の代わりにこれを使った「たまずし」が食べられてきたと伝わる。小型のキビナゴを背開きにして酢でしめ、炒ったおからを包むと、その見た目が手ぬぐいで頭を包む「ほおかぶり」をした人の頭に似ることから、この名がついたとされる。
どう作るのか
キビナゴを背開きにして酢でしめておく。だし汁に塩や砂糖を加えて煮立て、おからを酢で調味しながら炒る。炒ったおからを丸く握り、キビナゴでくるりと包めば出来上がる。ほのかに甘い味わいで、米ではなくおからを使うためヘルシーな仕立てになるという。四万十市周辺ではキビナゴの代わりにイワシを使い「ろくやた」と呼ばれると伝わる。
なぜこの形になったのか
宿毛湾に面した宿毛市ではキビナゴがよくとれ、昭和60年ごろには漁獲量が3千トンを超えたと伝わる。近年は漁獲量が減ったものの、市内の飲食店ではキビナゴを使った料理がいまも楽しめるという。産卵期を迎える4月から6月によく肥えて美味とされ、郷土料理に通じた地元の伝承者による調理実演でもたびたび取り上げられ、地域の食文化として継承されているとされる。
食べに行く前に
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