揚げもの ── 揚げ物
とり天
Tori-ten
骨を外した鶏肉に天ぷら風の軽い衣をつけて揚げた別府発祥の一品。骨付きの唐揚げを女性でも食べやすいようアレンジしたのが始まりとされ、酢橘や辛子酢醤油を添えて食べる軽やかな一皿である。
- 発祥: 大分県別府市
- 東京から西へ約800km
大分県別府市
何でできているか
骨を外した鶏もも肉を一口大に切り、天ぷらのような軽い衣をつけて揚げる。から揚げよりも衣が薄くさらりとしていて、噛むとサクッと軽い音がしたあと、鶏肉のジューシーさがすぐに追いかけてくる。酢橘や辛子酢醤油を添えて食べると、脂の重さが一段と軽くなり、いくつでも箸が進む軽やかさが持ち味とされ、大分の鶏料理を代表する一皿として広く知られている。
どう作るのか
鶏もも肉やむね肉を一口大に切り、にんにく・醤油・砂糖で下味をつけたあと、薄力粉と卵を合わせた衣にくぐらせて175〜180度の油で揚げる。から揚げより衣を薄くつけるのが特徴とされ、骨がないぶん食べやすく、短時間でからりと揚がるとされる。酢橘や辛子酢醤油を添えて供することが多く、家庭でも手早く作れる一品として、大分県内の食堂で広く親しまれている。
なぜこの形になったのか
一説には、大分県内で県内初のレストランとされる別府市の食堂が、骨付きの唐揚げを女性でも食べやすいようにと、骨のないもも肉を天ぷら風にアレンジしたのが始まりという。鶏肉が高価だった時代には、衣でかさを増やして家族全員で味わえるようにする工夫でもあったと伝わり、鶏肉の消費量で知られる大分らしい一皿として県内に広まっていったとみられる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ大分県
- あじの丸ずし梅酢でしめたアジを丸ごと開き、酢飯を包んで赤しそで巻いた佐伯市の祝いずし。骨や内臓を丁寧に取り除く手間のかかる仕事で、豊後水道の脂ののったアジが手に入る土地ならではの一品とされる。
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