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ごはんもの ── 丼物

うな丼

Unadon

蒲焼きのうなぎをたれごと熱い飯にのせた丼。牛久沼の茶店で蒲焼きを丼飯にかぶせて船に持ち出した大久保今助の逸話が、今日の形につながったと龍ケ崎市に語り継がれている。

  • 発祥: 茨城県龍ケ崎市
  • 東京から北東へ約50km
茨城県龍ケ崎市

系譜

何でできているか

香ばしく焼き上げたうなぎの蒲焼きを、甘辛いたれごと熱い飯の上にのせる。飯の熱でたれの香りがふわりと立ち、皮はぱりっと、身はふっくらとした対比が一口ごとに感じられる。たれが染みた飯の部分は、うなぎとはまた違う旨みを持ち、山椒を振ると香りがさらに引き締まる。蓋を開けた瞬間に立ちのぼる湯気も、この丼のごちそう感を支えている。

どう作るのか

素焼きにしたうなぎをたれにつけて焼く「つけ焼き」を繰り返し、香ばしい照りを出してから飯にのせる。皮目をぱりっと、身をふっくらと仕上げるための火加減が肝とされ、飯にたれを先にかけてから蒲焼きをのせる店と、のせてからたれをかける店があるという。蒸してから焼く関東風と、蒸さずに焼く関西風で食感が分かれるとも伝わる。

なぜこの形になったのか

江戸時代後期、うなぎ好きの大久保今助という人物が、常陸国への帰路に立ち寄った牛久沼の茶店で蒲焼きと丼飯を注文したところ、船の出航を告げる声に飯の上へ皿をかぶせて持ち込んだという逸話が伝わる。対岸に着いて食べると、飯の熱で蒸された蒲焼きがこれまでにない美味しさだったとされ、この偶然の組み合わせが今日の形につながったといわれており、龍ケ崎市では今もこの逸話を発祥の物語として伝えている。

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