甘味 ── 和菓子
団子
Dango
米粉を練って丸め、蒸すか茹でるかして作る素朴な菓子。団子の原型は縄文時代までさかのぼるとされ、木の実の粉を水で練って丸めたものが始まりという説がある。行事や祭礼の供え物として各地に根づいてきたと伝わる。
- 餅・団子
系譜
何でできているか
うるち米の粉を主に使い、水を加えて練った生地を丸めて蒸す、あるいは茹でるだけの構成。粉の種類や配合次第でもちもちとした弾力にも、しっとりとした歯切れにもなり、餡をまとわせるか、醤油だれを絡めるかで甘い菓子にも軽食にもなる。一串に何個刺すかも地域によって差があり、四つと五つが混在しているとされる。餅よりも小ぶりで、一口で頬張れる大きさに丸めるのが基本とされる。
どう作るのか
米粉に湯や水を加えて耳たぶほどの硬さにこね、等分に丸めて串に刺し、蒸すか茹でるかして火を通す。仕上げに餡をからめたり、醤油と砂糖のたれを焦げ目がつくまで塗り重ねたりする。地域や店によって粉の配合や蒸し・茹での使い分けが分かれ、同じ丸い団子でも土地ごとに食感の狙いが違うという。たれをつけず素焼きのまま醤油だけで食べる素朴な型も各地に残っているという。
なぜこの形になったのか
一説によると、団子の原型は縄文時代までさかのぼり、木の実の粉を水で練って丸めたものが始まりとされる。米が広く食べられるようになったのちも、丸めて火を通すという単純な工程は保存や携行のしやすさに向いており、行事や祭礼の供え物としても各地に根づいていったと伝わる。串に刺すという形自体が、携行と分け合いやすさの両方を満たす工夫だったとも考えられている。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
本場
- 京都府 京都市左京区 本場
下鴨神社の御手洗池に湧く水泡を模して団子を作ったのが始まりと伝わり、串に刺した団子に厄除けの意味を込める文化が今も祭礼で続いている。
- 東京都 文京区 本場
江戸期の地誌『御府内備考』に、この坂のそばで団子を売る茶店があったと記され、坂の名も団子屋にちなむと伝わるなど、江戸の串団子文化を今に伝える土地とされる。