甘味
ぼた餅
Botamochi
うるち米ともち米を炊いて丸め、あんをのせた餅菓子。春秋の彼岸や盆に欠かせず、稲刈りや脱穀の後にこぼれた米でつくる「刈りあげぼた餅」など、収穫の節目を祝う名も残っている。
- 発祥: 栃木県
- 東京から北へ約100km
何でできているか
炊いたもち米とうるち米に小豆あんをのせた、彼岸や盆に欠かせないぼた餅とされる。俵型に丸めてあんを包むこともあれば、忙しい農家では茶碗に盛ったご飯の上にあんをのせるだけの簡素なつくり方もあり、いずれも「ぼた餅」と呼ばれ、季節の節目を彩るごちそうとして親しまれてきた。つくり手の工夫が加わりながら、いまに引き継がれている一品とされる。
どう作るのか
うるち米ともち米を7対3ほどの割合で混ぜて洗い、1時間ほど水に浸してから炊く。茶碗に盛ったご飯にあんをたっぷりのせるか、すりこぎで半つぶしにしたご飯を俵型に丸めてあんをまとわせる。生あんに砂糖と水、塩を加えて練り上げたあんの加減は、家庭ごとに好みが分かれる。土地の恵みを無駄にしない、暮らしの知恵が息づく料理とされる。
なぜこの形になったのか
稲刈りや稲こき(脱穀)の後に庭にこぼれ落ちた稲穂や籾を集めてぼた餅をつくる「刈りあげぼた餅」「こきあげぼた餅」という風習が残るように、収穫への感謝の気持ちを込めてつくられてきたとされる。彼岸や盆の行事とも結びつき、季節ごとに家庭でつくり継がれてきた素朴なごちそうとされる。年月を経てもなお、変わらず食卓に上る郷土の味とされる。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ栃木県
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