甘味
とびつき団子
Tobitsuki Dango
もち米にうるち米を混ぜた生地を茹で、砂糖水に浸したササゲをまぶすあわら市周辺のお盆の菓子。薄赤い豆が餅に飛びついたように見えることが名前の由来とされ、控えめな甘さの素朴な味と伝わる。
- 発祥: 福井県あわら市
- 東京から西へ約320km
福井県あわら市
何でできているか
もち米にうるち米を混ぜた団子に、甘く煮たササゲをまぶしたお盆のお供え菓子で、しっかり形の残るササゲの豆の食感と、控えめな甘さの餅の柔らかさが素朴に重なるという。薄赤いササゲが餅に飛びついたように見えることが名の由来ともいわれ、子どもから年配まで喜ばれる味だと伝わり、歯切れのよさもこの団子の持ち味だそうだ。
どう作るのか
洗ったササゲを柔らかくなるまでゆで、砂糖水に一時間ほど浸してから水気を切るという。もち米粉とうるち米粉をぬるま湯で耳たぶほどの柔らかさに練り、細長くちぎって熱湯でゆで、浮かんできたら引き上げて乾かないうちにササゲをまぶすそうだ。昔は砂糖の代わりに塩やきな粉をまぶし、もち米にうるち米を一割ほど混ぜて歯切れをよくしたと伝わる。
なぜこの形になったのか
お盆に各家庭でササゲを自家栽培していたことから、盆の供え物として団子にまぶす食べ方が広まったとされる。砂糖の入手が難しかった時代には塩味が主流だったといい、暮らしの制約のなかで手近な材料を組み合わせてつくる知恵が、この菓子の形を決めてきたとされ、嫁いだ娘が実家へ帰る際の定番の手土産としても用いられてきたという。
食べに行く前に
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