甘味
半夏だんご
Hange Dango
小麦粉の生地であんこを包み、みょうがの葉で包んで蒸す大豊町の郷土菓子。7月2日の「半夏」に農作業の労をねぎらってつくられ、田んぼの神様にも供えるとされる。「みょうがだんご」とも呼ばれる。
- 発祥: 高知県大豊町
- 東京から西へ約590km
高知県大豊町
系譜
何でできているか
みょうがの葉を開くと爽やかな香りが立ちのぼり、包まれた小麦粉の生地とあんこの甘さが素朴に広がるという。大豊町に伝わる郷土菓子で、名前の「半夏」は暦の上で農繁期の区切りとされる7月2日を指すと伝わる。米が貴重だった時代の名残からもち米ではなく小麦粉を使い、みょうがの葉で包むことから「みょうがだんご」とも呼ばれているという。
どう作るのか
小麦粉に砂糖と塩を加え、お湯を入れてよく混ぜ合わせたら10分ほど生地を寝かせる。生地にあんこを入れてだんご状に丸め、みょうがの葉で包んで蒸し器で15分ほど蒸せば出来上がる。小麦粉とお湯をしっかり混ぜ合わせることが仕上がりを左右するとされ、食べるときはみょうがの葉をはがしていただく。葉の香りが生地に移り、爽やかな後味になるという。
なぜこの形になったのか
半夏の日は、どんなに農作業が忙しくても一日休んで労をねぎらう習わしがあったと伝わる。この日に大豊町の農家では「半夏だんご」をつくり、田んぼの神様にも供えたとされる。みょうがの葉には防腐効果があり爽やかな風味も加わることから、夏の農作業の疲れを癒す菓子として定着したといわれ、七夕の翌日に食べる習慣も残っているという。米に代えて小麦粉を使う工夫も、この地域ならではの知恵とされる。
食べに行く前に
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