甘味
でんがら
Dengara
餡を包んだ餅を朴の葉でくるんで蒸す東吉野村・川上村の菓子。男の子の立身出世や無事な成長を願う端午の節句に作られ、一本の枝から出た葉ひとつひとつに餅を包むため、房のような形になるという。
- 発祥: 奈良県
- 東京から西へ約380km
何でできているか
あんを包んだ餅を朴の葉でくるんだ伝統菓子で、東吉野村と川上村に伝わる。枝付きの朴の葉ひとつひとつに餅をくるむため、袋が枝からぶら下がったような独特の形をしており、蒸し上げると朴の葉の香りが餅に移る。粽とともに端午の節句につくられてきたという。どちらも男の子の立身出世や子孫繁栄、無事な成長を願ってつくられてきたと伝わる。
どう作るのか
餅であんを包み、さっと熱湯にくぐらせた朴の葉でくるんで蒸す。朴の葉に火を通すことで、よい香りが餅を包み込むという。旧暦の端午の節句にあたる6月にちなみ、現在では5月から6月にかけてよくつくられている。川上村の食品加工施設では今も5〜6月ごろにこの菓子がつくられ、地元の朝市などで販売されているという。
なぜこの形になったのか
男の子の立身出世や子孫繁栄、無事な成長を願う菓子とされ、その形は男の子の象徴をかたどったものとも伝わる。水田の少ない川上村では雑穀が貴重な食糧源であり、6月ごろに収穫できる朴の葉の新葉を使ってひとつひとつ餅をくるむことで、風通しをよくして保存食としても利用されていたという。今も端午の節句に欠かせない菓子として作られている。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
同じ奈良県
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