ごはんもの ── 寿司
鯖の箱寿司
Saba no Hakozushi
ほぐしたサバのそぼろやにんじん、しいたけの煮物を酢飯にのせ、木箱に詰めて押しかためる。日蓮上人を匿った漁師が井桁の重箱で食事を運んだ故事に由来すると伝わる、伊豆地域のハレの日の押し寿司とされる。
- 発祥: 静岡県伊東市
- 東京から南西へ約100km
静岡県伊東市
系譜
鯖の箱寿司げんなり寿司
何でできているか
鯖の箱寿司は、サバの身をほぐしたそぼろ(地元の呼び名はおぼろ)や、煮たにんじん、しいたけなどを酢飯にのせ、木箱に詰めて押しかためる伊豆地域の押し寿司。地元で捕れたサバを使うのが基本だが、地域によってはアジやキンメダイでおぼろを作ることもあるという。もともとは漁師が普段の食事として作っていたものと伝わる。
どう作るのか
木箱に酢飯を詰め、具をのせる。サバを茹でて骨を除き身をほぐし、炒って砂糖と醤油で味をつけておぼろにする。煮たにんじんやしいたけ、桜エビなどを彩りよくのせて木箱で押しかためる。近年は生の魚を扱う手間を省き、サバ缶やマグロ缶を使って作ることも増えているという。押しかためる時間が長いほど、味がなじんでおいしくなるといわれる。
なぜこの形になったのか
1261年に日蓮上人が鎌倉幕府によって伊豆に流刑となった際、上人をかくまった漁師が朝夕の食事を井桁の重箱に入れて運んだことが、箱寿司の由来のひとつと伝わる。もとは漁師飯だったものが、祭りや行事などハレの日に家庭で作られ、近所や親戚に配る風習として伊豆地域に根づいてきたとされる。木箱の形はそのころの重箱の名残とも伝わる。
食べに行く前に
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