ITADAKI ATLAS

魚介 ── 貝・甲殻類・イカタコ

伊勢海老

Ise Ebi

太く長い触角と赤い殻を持つ大型のエビ。身は締まって甘みが強く、刺身では歯切れのよい食感が際立つ。姿の華やかさから正月や婚礼など祝い膳の主役になることが多く、鬼殻焼きや味噌汁にも使われる。

  • エビ・カニ

何でできているか

太く長い触角を左右に伸ばし、赤みがかった殻をまとう姿は祝いの席にふさわしい華やかさを放つ。身は締まって甘みが強く、刺身にすると歯切れのよい食感が際立つ。加熱すると身がふっくらと締まり、鬼殻焼きにすれば殻の香ばしさごと濃厚な旨みを味わえるとされる。頭部から出る出汁は濃く、味噌汁や潮汁にしても存在感を発揮する。

どう作るのか

岩礁の陰やすき間に潜む習性があり、刺し網や素潜りで一尾ずつ丁寧に獲られることが多いとされる。生きたまま姿を保って出荷されることが尊ばれ、活きのよさが値を左右する。刺身のほか、殻ごと焼く鬼殻焼きや、出汁を活かした味噌汁にも使われ、大きな個体ほど祝い膳の主役として扱われる。夜行性で日中は岩の隙間に潜んで動かないため、漁は夜間に刺し網を仕掛けて回るのが伝統的とされ、脱皮直後の個体は殻が軟らかく漁を避ける目安にもなるという。

なぜこの形になったのか

リアス式海岸に囲まれた岩礁域を好み、鳥羽をはじめとする志摩や房総半島南部が主産地とされる。入り組んだ海岸線が隠れ場所となり、外敵から身を守りながらゆっくり育つ環境が整っているとされる。姿の華やかさから正月や婚礼など祝い膳の主役として扱われてきたのも、この土地の恵みがあってこそとされる。水温が下がる冬場は活動が鈍り漁が難しくなるため、水揚げは水温の高い時期に集中しやすいともいわれる。

食べに行く前に

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