ごはんもの
こうし飯
Koshimeshi
ちりめんじゃこや刻んだ魚を炊き込んだご飯に、冬の海に浸かって採る岩のり「めのり」を仕上げに混ぜる大月町の年越し料理。「越しめし」から転じたとされ、年越しそばの代わりに定着していたという。
- 発祥: 高知県大月町
- 東京から南西へ約720km
高知県大月町
何でできているか
混ぜ込んだ岩のりの磯の香りとちりめんじゃこの塩味が、ほんのり甘いたくあんと重なる混ぜご飯だという。大月町では年越しにこれを食べる習わしがあり、「越しめし」と呼ばれていたものが次第に「こうしめし」に変わっていったと伝わる。仕上げに欠かせない岩のりはこの地域で「めのり」と呼ばれ、冬の厳寒の海に胸まで浸かって採るのだという。
どう作るのか
たくあんを細かく刻んでフキンで絞り、めのりは軽くあぶってもみのりにしておく。ごはんにちりめんじゃこと醤油、砂糖を混ぜて具がなじむまで置く。ご飯が人肌くらいに冷めたら、たくあんとのりを混ぜ込んで仕上げる。ちりめんじゃこの代わりにカツオ節を使ったり、彩りにかまぼこを加えたりする家庭もあるといい、たくあんの塩気と砂糖の甘みのバランスが決め手になるという。
なぜこの形になったのか
大月町は稲作や漁業が営まれる海沿いのまちで、冬の寒い時期にめのり採りがおこなわれ、刺し子木綿の「ヤンザ」という服を着ても身を切るような寒さだったと伝わる。この地域では「こうし飯」が年越しの定番だったため、ひと昔前までは年越しそばを食べる習慣がほとんどなかったともいわれる。近年はめのりが手に入りにくくなり、もみのりで代用する家庭もあるという。
食べに行く前に
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