ITADAKI ATLAS

麺

スパカツ

Supakatsu

昭和34年(1959年)創業の洋食店「泉屋」が発祥とされる。当時まだ洋食に馴染みのなかった釧路で、冷涼な気候でも熱々のまま食べてもらえるよう、スパゲッティを鉄皿にのせて提供する工夫からスパカツが生まれた。

  • 発祥: 北海道釧路市
  • 東京から北東へ約900km
北海道釧路市

何でできているか

ケチャップ味のナポリタン風スパゲッティに、揚げたての豚カツをどんと乗せる。鉄皿にのせて供されるため、食べている間じゅうジュージューと音を立てながら熱を保ち続けるのが釧路の型で、麺と衣のサクサク感が同時に楽しめる。香ばしいバターの風味がケチャップの酸味を包み込み、まろやかな後味になる。食べ進めるほどに味の余韻が変わっていく一皿。

どう作るのか

1959年創業の洋食店「泉屋」が、当時なじみの薄かったスパゲッティを鉄皿にのせて提供する工夫からスパカツを生み出したとされる。麺と豚カツを同じ皿の上で組み合わせ、熱い鉄板の余熱で最後まで食べさせる仕立てにした。皿の熱で麺の縁が少し焦げて香ばしさが加わることもあり、カツの衣はサクサクとした食感を保つよう工夫される。

なぜこの形になったのか

釧路は夏でも冷涼な海霧の街で、料理はすぐに冷めてしまう。鉄皿に盛るという工夫は、当時まだ洋食に馴染みのなかった土地の客に、熱々のまま最後まで食べてもらうための答えだったと読める。冷めやすい気候ゆえの発想が、皿ごと熱源にするという今の形にそのまま残っており、他の土地にはない釧路らしい答えになっている。

食べに行く前に

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