鍋・汁もの
お嫁さん団子汁
Oyomesan Dangojiru
小麦粉の団子をあらかじめ茹でておき、根菜と白味噌の汁に合わせる田布施町の料理。出産をした「おごうさん(お嫁さん)」の母乳の出をよくする願いを込め、子の性別で団子の形を変える風習も伝わる。
- 発祥: 山口県田布施町
- 東京から西へ約730km
山口県田布施町
何でできているか
小麦粉をこねて丸めただんごを、里芋やにんじん、大根、ごぼうなどたっぷりの根菜とともに白みその汁に合わせる田布施町の料理になっている。もちっとしただんごの食感と、白みその優しい風味が根菜のうまみと溶け合い、出産をした女性の体を気づかう料理として今も作られているという。生まれた子の性別でだんごの形を、男の子は繭形、女の子は丸形に変える風習も伝わる。
どう作るのか
だんごの粉に少しずつ水を加え、耳たぶほどのかたさになるまでこねて一口大に丸め、たっぷりの湯でゆでてから冷水にさらしておく。里芋は塩水でぬめりを取り、にんじん、大根、ごぼう、もどした干ししいたけとともに乱切りにする。いりこだしで野菜を煮て火が通ったらだんごを加え、ひと煮立ちしたら白みそを溶き入れる。風味を保つため、みそを加えたあとは煮立たせないのが仕上げの決め手になっているという。
なぜこの形になったのか
練った小麦粉の生地を汁に入れる料理は全国に「すいとん」などの名で伝わるが、田布施町のものはだんごを先にゆでてから汁に合わせる点が異なるという。出産をした「おごうさん(お嫁さん)」の母乳がよく出るように、子どもが健やかに育つようにとの願いが込められてきたと伝わり、家族の出産という節目の出来事と結びついて受け継がれてきたとみられる。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ山口県
- チキンチキンごぼう一口大の鶏の唐揚げと素揚げごぼうを甘辛いたれで絡める学校給食発の一皿。1995年ごろ、家庭のレシピを募って栄養教諭が考案したとされ、口ずさみやすい名前とともに県民食として広まったと伝わる。
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