鍋・汁もの
たけのこ汁
Takenoko Jiru
初夏のわずかな時期にしか採れない根曲がり竹と、サバの水煮缶を合わせた北信地域の味噌汁。海のない信州ではサバ缶が重宝され、あっさりとした竹の子に油とコクを加える食べ方として定着したという。
- 発祥: 長野県
- 東京から北西へ約170km
何でできているか
根曲がり竹の皮をむいて筒切りにし、サバの水煮缶とともに味噌汁に仕立てる。あっさりとした竹の子のしゃきしゃきした歯ごたえに、サバの脂とコクが溶け込むのが持ち味とされる。アクが少なく、皮をむいてすぐ食べられる新鮮な竹の子ならではの、初夏らしいすがすがしい風味が立つという。溶き卵を流し入れると、汁全体にまろやかさが加わるとされる。
どう作るのか
皮をむき、節の硬い部分を落とした根曲がり竹を鍋に入れ、たまねぎやサバの水煮缶と合わせて水と酒で煮る。竹の子に火が通ったら豆腐を加えて味噌を溶き、仕上げに溶き卵を流し入れるとされる。竹の子だけのシンプルな汁にする家庭もあれば、人参や油揚げを加えて具だくさんに仕立てる家庭もあるという。買ったその日のうちに調理するのが鮮度を保つこつとされる。
なぜこの形になったのか
海のない信州ではサバ缶が貴重な魚の味として重宝され、あっさりした根曲がり竹に油とコクを添える組み合わせが根づいたと伝わる。根曲がり竹は初夏のわずかな時期にしか採れない山の恵みで、時間が経つとすぐにアクが強くなるとされ、出回る短い季節に集中して食べ継がれてきたとみられる。多雪地帯特有の環境が、アクの少ない良質な竹の子を育てているという。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ長野県
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