惣菜
ぬた芋
Nuta-imo
皮ごとゆでた里芋をすりごま、味噌、砂糖、みりんで和える宮崎の惣菜。里芋の角がとれてとろみが増すのが持ち味で、小さな「おちこ」芋を無駄なく使う先人の知恵から生まれたと伝わる。
- 発祥: 宮崎県
- 東京から南西へ約880km
何でできているか
「ぬた芋」は、ゆでた里芋にすりごま、味噌、砂糖、みりんなどを合わせた和え衣をからめる宮崎県央地方の料理。里芋の角がとれてとろみが増すのが特徴で、一部をすりつぶして合わせるとさらに豊かなとろみと粘りが出るという。ホクホクとした里芋に、ごまと味噌の風味、ほどよい甘みがからむ素朴な味わいという。秋にとれる小さめの里芋がよく使われるという。
どう作るのか
里芋を皮ごとやわらかくなるまでゆで、皮をむいて食べやすい大きさに切る。すりごま、味噌、砂糖、みりんなどを合わせた調味料で和えれば出来上がりという。和えているうちに里芋の角がとれ、とろみが増していくのがこの料理らしいところで、一部をすりつぶして混ぜるとより豊かな粘りが生まれるという。お酒のつまみにも、子どものおやつにもなる万能な一品という。
なぜこの形になったのか
里芋の生産量が全国でも上位に位置する宮崎県では、昔から里芋を使った料理が親しまれてきたとされる。秋にとれる小さめの里芋を無駄なく使う工夫として「ぬた芋」が生まれたと伝わる。名の由来ははっきりしないが、和えるときにぬたぬたすることから、または酢味噌和えの「ぬた」と同様、ぬめりを沼田に見立てたことからともいわれている。
食べに行く前に
同じ系統の料理
この土地の食材と料理
対比
同じ宮崎県
- チキン南蛮揚げた鶏肉を南蛮酢にくぐらせ、タルタルソースをかけた延岡発祥の一品。昭和30年代、洋食店のまかない料理として作られた甘酢漬けの唐揚げが元になったとされ、今や宮崎を代表する味として広く知られる。
- ふたたびだんごだんご粉を練って蒸し、摘みたてのよもぎを加えてもう一度つき直す延岡市のおやつ。通常一度きりの練りを「再び」おこなうことが名の由来で、あんを包んできな粉をまぶすと、若草色のやわらかな団子になる。
- 稗ずーしー猪の骨付き肉を湯がいた出汁に、米や稗、野菜を入れて炊く椎葉村の雑炊。縄文以前から食べられてきたとされる雑穀・稗を使い、猪をさばいた際には村中に振る舞われる冬の栄養源として伝わってきた。
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