ITADAKI ATLAS

甘味

いりこもち

Iriko Mochi

もち米を炒って粉にした「いり粉」を水飴で練り上げ、寝かせてから棒状に切る宮崎の菓子。江戸期に薩摩藩から伝わった節句菓子とされ、子どもの成長を願って近所に配る風習があったと伝わる。

  • 発祥: 宮崎県
  • 東京から南西へ約880km
宮崎県

何でできているか

「いりこもち」は、炒ったもち米を粉にしてつくる宮崎県全域の郷土菓子。「いり粉」からつくることが名の由来という。香ばしい香りとやさしい甘み、やわらかな食感が特徴で、お盆のお供えやおやつとして親しまれてきた。手軽な材料でつくれる一方、気温や湿度に仕上がりが左右される繊細な菓子でもあるという。見た目は素朴だが、一度食べると記憶に残る味わいという。

どう作るのか

もち米とうるち米を8対2、あるいは7対3ほどの割合で合わせて炒り、臼でひいて粉にする。砂糖や水、塩を加えてこね、熱湯を加えると生地が徐々にまとまっていき、もちもちとした食感に仕上がるという。白砂糖と黒砂糖のどちらを使うかで風味が変わり、寝かせたあと棒状に切って完成させる。硬くなったら温め直して食べることもできるという。

なぜこの形になったのか

江戸時代から薩摩藩に伝わる節句菓子とされ、子どもの成長を祝って近所に配る風習があったと伝わる。江戸時代中期ごろからは庶民的な菓子として広く親しまれるようになったという。手に入りやすい材料と難しくない手順で、宮崎の気候・風土に根ざしたおやつとして日常的に食べ継がれてきたと伝わる。地域の和菓子屋や直売所でも今なお手づくりのものが並んでいるという。

食べに行く前に

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