惣菜
呉の肉じゃが
Kure no Nikujaga
メークインと牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎを甘辛く煮る呉の一皿。イギリス留学中のビーフシチューを艦上食に仕立てようとした東郷平八郎の逸話にちなみ、旧海軍の料理として伝わる。
- 発祥: 広島県呉市
- 東京から西へ約680km
広島県呉市
系譜
呉の肉じゃが
何でできているか
じゃがいもにメークインを使い、牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎという決まった具材で作る肉じゃがとされる。一般的な肉じゃがはにんじんや絹さやを加える家庭も多いが、呉のものは具材を絞り込むのが特徴とされる。しょうゆと砂糖の甘辛い味付けが、じゃがいもにしっかりと染み込む。具材を絞り込むことで、それぞれの味が引き立つ仕上がりになっているとされる。
どう作るのか
じゃがいも、牛肉、糸こんにゃく、玉ねぎを食べやすい大きさに切る。牛肉を炒めて砂糖としょうゆで味をつけ、じゃがいもと糸こんにゃくを加えて煮る。最後に玉ねぎを加えて適度に煮込んで仕上げる。煮汁が少なくなりすぎないよう火加減を見ながら、じゃがいもに味をしっかり含ませる。牛肉は先にしっかり炒めて旨みを引き出す。
なぜこの形になったのか
東郷平八郎元帥がイギリス留学中に食べたビーフシチューを艦上食として作らせた際、貴重だった赤ワインの代わりにしょうゆを使ったことが始まりという説が伝わる。東郷が明治23年に呉に赴任していたことから、「呉が肉じゃが発祥の地」として平成9年に地元団体が設立され、当時の調理法に近い肉じゃがをPRする活動が続けられているという。
食べに行く前に
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この土地の食材と料理
同じ広島県
- あなご飯かば焼きにしたあなごをそぎ切りにし、だしで炊いたご飯に敷き詰める宮島の一皿。速い潮流にもまれて脂がのる「瀬戸のあなご」を使い、明治34年に宮島口駅の駅弁として売られたのが始まりと伝わる。
- あずま酢でしめたママカリを、酢飯の代わりに味付けしたおからで握る沿岸部の寿司。米が貴重だった時代、手に入りやすいおからで代用したのが始まりとされ、祭りや正月に振る舞われてきた。
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