魚介 ── 魚
イサキ
Isaki
梅雨時期に脂が乗る白身魚で、「梅雨イサキ」と呼ばれ塩焼きや刺身で食べられる。産卵前に沿岸へ寄る性質があるため、この時期の内湾に面した港では水揚げが増え、脂の乗りも最も良くなるとされる。
- 白身
何でできているか
背びれのとげが鶏のとさかに似ることから「鶏魚」とも書かれる魚で、旬は梅雨どき。産卵を控えて脂をたっぷりとためこんだ個体は「梅雨イサキ」と呼ばれ、白身ながらこっくりとした脂の甘みを感じさせる、この時期だけの味わいになるという。ビタミンAも豊富で、栄養価の高さでも知られる魚とされ、若魚と成魚とで縞模様の有無が変わる点も見た目の特徴になっている。
どう作るのか
癖のない白身は刺身や寿司はもちろん、塩焼きや煮付け、ムニエルやフライまで幅広い調理に向くとされる。若い個体には体に縞模様が入るが成長とともに消えていくといい、脂ののりを見極めながら塩焼きなどでシンプルに焼き上げるのが定番になっている。皮目を軽く炙って香ばしさを足す食べ方も好まれ、骨からもよい出汁が出るため潮汁にも向くという。
なぜこの形になったのか
産卵前に沿岸へ寄る性質があるため、梅雨の時期は内湾に面した漁場での水揚げが増えるという。長崎県は全国の生産量のおよそ三割を占める産地とされ、西彼半島や五島、壱岐、対馬など県内各地の漁場でこの時期にまとまって獲れる魚として定着している。暖流に洗われる複数の漁場を持つことが、この生産量を支えており、産地ごとに脂の乗りが微妙に異なるとも語られる。
食べに行く前に
- スーパーの使い方惣菜や刺身、パック寿司の選び方から値引きシールが貼られる時間帯の目安、量り売りの利用法、レジでの会計と袋詰めの流れ、試食のマナーまで、地元のスーパーを楽しむための基本をまとめました。
- 道の駅・直売所・市場の使い方産地に近い場所で食材を買う楽しみ方、朝市や魚市場を見学・利用するときの目安、直売所で旬を見分けるコツ、道の駅で出会えるご当地食まで、現地で食材を買うための基本をまとめました。
- 春に出会う味覚初鰹や筍、桜餅とお花見弁当、新茶、ふきのとうなどの山菜まで、例年春先から初夏にかけて魚屋や和菓子店、産地の直売所で出会いやすい食べものと、探すときのおおまかな時期の目安をまとめたガイドです。